K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

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7月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2216
ナイス数:597

呪い殺しの村呪い殺しの村感想
“憑き物筋”と聞くだけで身体が震えるほどコーフンするのですが、それほどがっつり民俗学的に絡んではいなかったような印象。しかもあれほどの三つの奇跡を起こしてみせた俊一郎の影の薄さ加減がちょっぴり気の毒。神がかり的な偶然を利用した密室殺人もさることながら、瞬時にあれだけのトリックを捻り出せるあの犯人の機転の利き方って、ほんとただ者じゃないわ。理論的には可能かもしんないけど、数々のムチャブリトリックに「ンなあほな~」とツッコミつつも楽しく読了。ただ探偵がちょっといけ好かないのよね。
読了日:07月05日 著者:小島 正樹

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)感想
稀代のシリアルキラーである父親から、あらゆる殺しの英才教育を受けて育った少年「ジャズ」が主人公。その偉大な父の呪縛から逃れようと、必死に己の内なる怪物と葛藤する姿が悲しくも愛おしい。起こる事件は陰惨なんだけど、それはこの物語の刺身のツマ程度に感じられるほど、ほろ苦く切ない青春小説の色合いが濃い気がする。兎にも角にもハウイーとコニーがイイ子すぎて苦しい。彼らの存在が今のジャズをこの世界に繋ぎ止めている唯一の希望だ。もしもジャズが彼らを失ったらどうなってしまうのか、母さんは心配だよ。
読了日:07月14日 著者:バリー・ライガ

鍵の掛かった男鍵の掛かった男感想
「尻尾を捕まえた。ほら、こいつだ。もう離さない」相変わらず火村氏のキザなセリフは健在でうれしくなる。あるホテルで孤独な老人が謎の死を遂げる。はたして彼は自殺か他殺か。火村氏不在のなか、その真相に迫るべくアリスが孤軍奮闘がんばるがんばる。そう、その男はまさに鍵の掛かった男だったのだ。綿密な取材によって次第に浮き彫りになっていく被害者の人物像と壮絶な過去。ラストの鮮やかな謎解きもお見事ながら、そこに至るまでの遣る瀬のない人間模様や、数奇な運命に弄ばれた独りの男の人生が穏やかに沁みた。
読了日:07月19日 著者:有栖川 有栖

仮面病棟 (実業之日本社文庫)仮面病棟 (実業之日本社文庫)感想
知念さん、初読みです。タイトルや装丁からゲームめいたものを想像していて、もしそうなら苦手やな、と思っていたのですが、あにはからんや、いきなりのフルスロットルな展開にあれよあれよという間にわたしもすっかり渦中の人間に。しかもこの読めそで読めない登場人物の嫌らしいくらいのベタな反応と行動。これはもう素直でいいの?どうなの?とざわざわしながら読み進め、迎えたラストシーン。なるほど!大まかなところはその通りでしたが、なんとそうだったかー!犯人すごい。こうなったら成就させてあげたいわン☆
読了日:07月25日 著者:知念 実希人

首洗い滝 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)首洗い滝 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)感想
曰く因縁つきの物件や地場を観光名所として開発するにあたり、その際のお祓いや営繕などもビジネスとしてシビアに見積もられるとか、いろんな意味で建設業界は奥深い世界やなあとしみじみ思う。恐ろしい怪異も根源に横たわるのは哀しくも美しいピュアな愛。それを退治するのではなく、キチンと成仏をさせてあげる。ええ話や。また仙龍がどんどん好い男になってきて好感度大。女子っていうのはこーゆーちょっと硬派な男前にヨワかったりするんだけど、いざ付き合うとなるとこれが少々厄介ではある。春菜ガンバレ。
読了日:07月26日 著者:内藤 了

三階に止まる三階に止まる感想
実に石持さんらしさがうかがえるホラーテイストのミステリでありました。イイっすね、このなんともメンドクサイ感じ。堪能したー。一番ぞっとしたのはやはり『黒い方程式』の容赦のなさと最後の妻の行動かしらん。分からんでもないけど、彼女がとても理路整然とマトモそうに壊れてる様が痛々しくも恐ろしかった。表題作も気色悪い。エレベーターってほんと厭な感じ。ゴンドラのシーンも緊迫感があって引き込まれた。ほんの15分ほどのドラマがとても濃厚で、見下ろす風景のように現実がぐらつく酩酊感が味わえた。
読了日:07月27日 著者:石持 浅海

読書メーター



◆◇◆



やーもー、暑い です。

PCをあんまり開かなくなったので、たまに立ち上げると遅い遅い。
7月のスマッシュヒットは『さよなら、シリアルキラー』でしょうか。
翻訳モノ苦手を覆えす読みやすさでした。続刊も読み進めたいです。

ところで、アマゾンプライムに登録してみました。
プライムビデオのエントリー数はじゃっかん少なめではありますが
年額3,900円(月にすると300円ちょっと)ならお得ですね。
娘ちゃんが「FIRE TV Stick」を買ってくれたので、
すごく楽にテレビで鑑賞できてホクホクしてます。
こちらのスティックで「dTV」や「Hulu」なんかも視聴できるので
また娘はお試し登録してみるとか云ってます。楽しみ♪♪♪

今月はやたら飲み会が多いので、お財布がピンチで悲しい( >Д<;)

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6月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1150
ナイス数:322

貸しボート十三号 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫)貸しボート十三号 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫)感想
再読。表題作での「殺害された男女の首はなぜ切断途中のまま放置されていたのか」という謎に対しての回答は、実はその凄惨な死体の状況こそに重要な手掛かりがあり、そこから導き出される美しい推理を堪能できる。さすが金田一さん。車から落ちた石膏像から死体が出てくるのは乱歩さんの『地獄の道化師』をほうふつとしてニヤリとしてしまう『堕ちたる天女』では、衝撃を受ける際の表現が「脳天から焼けた鉄串」とか「焼けただれた鉱物が脳のなかで奔騰」とか「耳のそばでダイナマイト」とか、やけに灼熱地獄でアル。
読了日:06月21日 著者:横溝 正史

パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子 (角川ホラー文庫)パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子 (角川ホラー文庫)感想
本編でもその存在感をいかんなく発揮している、死神女史こと石上妙子先生の若き日の事件簿。なかなかソーゼツでございます。本筋となる連続少女殺人事件(犯人像はわたしがまだ幼少のころ世間を震撼させていた彼の人物を想起させる)と、サー・ジョージをめぐる石上先生の心の移ろいや女性としての戸惑いが繊細に描かれつつも、やがて訪れる悍ましい悲劇の予感へとシフトしていく後半部分はとてもゾクゾクした。コンパクトにまとまりながら、それでいてひじょうに満足度の高い読み応えのある一冊でありました。面白かった!
読了日:06月23日 著者:内藤 了

鬼流殺生祭 (講談社文庫)鬼流殺生祭 (講談社文庫)感想
多かれ少なかれ、ひとは誰しも何かしらの妬みや恨みを買っているもの。たいていの場合は「チッ」って感じで受け流したり受け流されたりして事なきを得てるんだけど、買う相手を間違えるとドえらい目に遭うという典型のようなお話であった。果てのない憎悪というのは恐ろしい。悪意の種は時限爆弾のようにひっそりと仕掛けられて、いつしか時期が来ればパカっと凶悪な華を咲かせる。呪いというのはこんな風に生まれるんだ、しかもこんなにも理不尽に、と思うと心底震えあがる。無惨で憐れとしか云いようがない哀しい結末。
読了日:06月28日 著者:貫井 徳郎

読書メーター



◆◇◆




6月は10冊どころか、たった3冊しか読めませんでした。トホホ…

やー、同居になるとなんやかやと忙しくて、なかなか読書の時間が取れないもんですなー。

当分はこ~んなスローペースが続くんだろうなあ。
まあ楽しみながら読書するのがイチバンなので、数ではないよね、うん。そう思おう。

先月はバラもあじさいも何も撮りに行けなかった。しょんぼり。
バラはともかく、室生の奥の遅咲きのあじさいがそろそろかもしんないので
週末にでも行ってみるか!雨降らんかったらだけど、、、

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5月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3547
ナイス数:1257

赤いべべ着せよ… (中公文庫)赤いべべ着せよ… (中公文庫)感想
あー。おもしろかった!まったくしゃちほこばってなくてほんのりと柔らかくて、ホラーでも血みどろ絵巻でも今邑さんの本はほんとうに安心して読んでいられる。この安定感はミステリ界の「おふくろの味」じゃないかしらん。少なくともわたしにとってはそう。「母さん、いつものやつー」って云ったら「あいよ」って感じで出してくれる。ホッとする味。そーゆー意味でも、今回もどっぷり楽しませてもらいました。人殺しの話に癒されるもくそもないんやけど、疲れた時は今邑作品なわたしなのです。(まったく感想になってへん)
読了日:05月02日 著者:今邑 彩

綺譚集 (創元推理文庫)綺譚集 (創元推理文庫)感想
もしかして、わたしの方が狂ってる?あまりにグロテスクであまりに不条理で奇妙で悪夢的で、でも端正で清冽で月の雫のようにしとしとと美しい文章に「もしかしてこっちの世界の方が正しいのかしら」と錯覚しそうになるし。ああ、キケン。背中もお尻もこそばゆくなる不安定なぞわぞわ感。深く覗きこむと連れていかれそうだ。無垢と残酷が優しく同居する、津原さんは恐い作家さんやと思う。頭の中が砕かれないようにちょっとずつちょっとずつ読む。でないと艶やかに解体された少女の姿に見とれてしまいそうになるもの。
読了日:05月05日 著者:津原 泰水

終りなき夜に生れつく終りなき夜に生れつく感想
不穏な風をまといながらバビル二世なみの能力者たちによる、血で血を洗う壮絶な殺戮の宴が繰り広げられる『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフ。恩田作品に登場するおねえキャラはなんでいつもこんなに男前なんだろう。嫉妬するくらいキラキラしてる。葛城をはじめ、彼らの過去を知ったうえで『夜の~』を読み直してみると、また違った感慨を持つかもしんないナ。<理解したいという欲望は、不幸だな(by 神山)>って感じで、結局“ソク”の意味もよくわからないままだけれど、恩田小説はわたしにとってやっぱり麻薬。
読了日:05月12日 著者:恩田 陸

オーブランの少女 (創元推理文庫)オーブランの少女 (創元推理文庫)感想
初読みの作家さん。胡乱な空気が漂う独特の世界観を持つパラレルワールドに誘ってもらいました。かるくトリップ感。表題作の甘美な地獄絵図は、すさまじいと同時に世界が崩れ落ちる酩酊感を味あわせてもらいました。可憐でソーゼツな血みどろメルヘン。最終話もすごい。美しく怜悧狡猾な皇女の鎧が剥がされ、か弱いひとりの少女に堕ちる様は、謎解きの爽快さも伴ってこちらもなんだかサディスティックな気持ちにさせられる。お気に入りは『片想い』当時の風俗の描写に和むし、少女らの瑞々しい抒情にはんなりと酔った。
読了日:05月13日 著者:深緑 野分

五骨の刃  死相学探偵(4) (角川ホラー文庫)五骨の刃 死相学探偵(4) (角川ホラー文庫)感想
死相が視える弦矢俊一郎が活躍する〈死相学探偵シリーズ〉第四弾。続編を読むのはかれこれ五年ぶりになるかもしんない。そうそう、愛染様のキャラは吉本新喜劇の女優さんチックなノリやったなあ、としみじみ。第一の事件「無辺館殺人」のシチュはかるくガッツポーズ出るくらいツボ。巻き込まれたら困るけど、読んだり見たりする分には好みの設定。またいろんなホラー映画が登場するのも楽しい。佐官の『首斬り運動部』って『死霊の盆踊り』くらい食指が動くんですけど?しかし「管徳代」って名前がすごいわね。やられた。
読了日:05月17日 著者:三津田 信三

骨の刻印 (ヴィレッジブックス F ヘ 5-2)骨の刻印 (ヴィレッジブックス F ヘ 5-2)感想
イギリス最果ての孤島で、謎の焼死体が発見される。遺体の状況はまさに『Xファイル』のような惨状。モルダーに嗅ぎつけられなくて良かったよ。物語はけっこうなスロースターター。異人である主人公はジモティから不当に敵視されたりと、公私ともにいろいろと四面楚歌で気持ちもどんよりするが、事件は中盤以降いっきに加速。息もつかせぬ展開は二転三転と華麗に反転しその意外な動機と真実に戦慄。まさに愛は盲目。愛は狂気。しかも、えー!なんなんだ、このエンディング!ンもうデイヴィッドってばとことん不憫な子。
読了日:05月18日 著者:サイモン・ベケット

BACK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)BACK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)感想
いンやー、めでたい!!猟奇事件の方じゃなくて三木&麗華の件。彼らが架空の人物ということを忘れてしまうくらい、あのチームには細胞レベルで馴染んでしまってます。今回は巨大な闇の入り口に差し掛かったばかりの、物語としてはなんとも不完全燃焼。読了後はザラついた不穏感が残される。比奈子たちはこれからどんな陰謀に巻き込まれるのだろう。早く続きが読みたいでございます。それと、比奈ちゃんの恋の行方がひょっとしたらひょっとするところに落ち着きそうな予感もしますね。まあある意味常套なんやけど。
読了日:05月20日 著者:内藤 了

海の底 (角川文庫)海の底 (角川文庫)感想
なんと有川作品初読み!序盤からフルスロットルな展開。昨年観た『シン・ゴジラ』がオーバーラップする。登場人物の設定がトレンディドラマのように小洒落ていて、彼らの言葉の節々にいちいちキュンとなる。くやしい。人喰い巨大ザリガニが攻めてくるという荒唐無稽なお話ながら、虚構とリアルの融合が絶妙で、血肉を持った物語として眼前にぐいぐい迫ってくる。恐慌と混乱。大スペクタル。そして鼻の奥がツンと痛くなる青春小説としてもとてもおもしろく読了できた。良い体験をさせてもらってただただ感謝です。楽しかった。
読了日:05月23日 著者:有川 浩

いまさら翼といわれてもいまさら翼といわれても感想
<古典部シリーズ>最新刊、ようやく読めました。しっとりと胸に沁み入る六編の物語。軽快な語り口ながらも、蒼い月の光のような静謐な印象は相変わらず。まさに彼らの春は泣きたくなるくらいにピリリと青い。そうか、ホーちゃん。そんなことがあったか。そりゃ省エネ主義になりたくもなるよね。表題作のえるの戸惑いはよくわかる。墓守りをはじめ旧家の跡取りが担うとされる責任と自覚は、ナチュラルに骨の髄まで浸透しているもの。突然もうええよと云われてもそりゃあ困るよね。生真面目な彼女の真っすぐさが切ない。
読了日:05月26日 著者:米澤 穂信

警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官感想
楽しかった!なにこの御都合主義のハチャメチャエンターテイメント。まるで内田けんじさんの映画をみてるみたい。それぞれのキャラがなんともイイ味だしてるし、巨大な悪に『スティング』並のチームで挑む大仕掛けと『あぶない刑事』みたいなコミカルなノリが最大の醍醐味で、まったく肩が凝らずにサクサク読めていく。こんなに緊張感なくてええのか、と思いつつも痛快で気持ちイイ。どうやらドラマ化されていたみたいですね。わたし的にはそりゃもう國井さんはしょっぱい笑顔がチャーミングな堺雅人さんなんだけどっ。
読了日:05月30日 著者:梶永 正史

読書メーター


◆◇◆



ようやく引っ越しが完了し、同居生活が始まったわけですが、、、

いンやーー、忙しいっ!!

想像以上に余裕のない生活を送っております。
だいたい物が片付かないのなんのって。
この一ヶ月あまりの騒動で、体重が3キロ落ちてしまいました。
当然、本など未だに一冊も読めておりません。

かなしいでごさいますよ、、、

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壺阪寺のにゃんこ 

nara |

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図書館から予約本がいっきに三冊も届いた。

うれしいけどこんな状態で期限までに読めるのかしらん。

ごろにゃん


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千手 

nara |

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なんやかやと忙しいです。

観音さまの手も借りたい。(ああ、罰当たり)


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