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御法度

御法度 [DVD]
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松竹ホームビデオ (2000-05-21)
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司馬遼太郎の短編をもとに、幕末の京都を舞台に、かの新選組を男色の視点から描いた異色時代劇だ。
新選組に美少年剣士、加納惣三郎が入隊してきた。隊士たちは彼の美貌に惹かれて、隊内の雰囲気がおかしくなってくる。組織を揺るがす男色はまさしく御法度であった。


司馬サンの本に『新選組血風録』というのがありますが、わたしは新選組にそれほど興味があるわけではないけれどこの本は大すきで何度も何度も読み返しました。

先日テレビで『御法度』という大島渚監督の映画を見ましたが、これ、原作はやはり「前髪の惣三郎」なんでしょうね。…と思って、調べてみたらやっぱりそうだった。だって台詞までそっくりなんだもん。

土方歳三役を天下のビートたけしが演じていたけれど、土方サンってもう少しダンディーでスマートなイメージがあるんだけどぉ、、、とか贅沢なことをば。
武田真治の沖田総司はほぼわたしのイメージ通りのキャスティングでとってもうれしかったデス。
彼は『七人のおたく』の頃から、実はちょっとだけ注目してます。
妖艶な雰囲気の松田龍平クン、ほんとお父様にそっくりね。

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Posted by K@zumi

どすこい(仮)

どすこい(仮)
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京極 夏彦
集英社
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「四十七人の力士」「パラサイト・デブ」「すべてがデブになる」「土俵(リング)・でぶせん」等、ベストセラー小説をベースに、神をも恐れぬ笑いが炸裂する7話。
“ギャグ小説家”京極夏彦の誕生を告げる!?笑撃の新境地。


「腹は──脂肪で包囲されている」 (『脂鬼』より)

いや、もう。
多分、小野先生も怒らないだろうし、ファンだって怒りませんてば。

死んで、膨れ上がって、たえがたい空腹感のためもりもり食べ続けるしかなく、たとえ絶食してももう死んじゃってるから餓死もできない。ある意味地獄。
つやつやと血色のよい超健康体肥満ゾンビの襲来。しかも愛想がよい。

これはこれでコワいですやん。

で、またしてもぶっ飛び超絶キャラの女編集者を巻き込んでの、不毛で、お馬鹿で、ちょい落語チックな会話がえんえんとつづくわけなのですが、なかでも姑息な清水くんとあぐりちゃんの戸板越しに語り合うシーンは秀逸。 静信さんのキャラもすさまじく壊れていて、ものすごく悲しいんだけど、笑える。
でもいちおうミステリ(オチ)になってるんですね、これが。ふざけているんだけれども。
不思議な説得力もあるし。訳のわからない疾走感もあるし。ギャグはせつないし。 いやぁ、たのすい。

「完全肥満。くびれなし!」
京極夏場所(なんだこりゃっ)大先生のこの傑作『脂鬼』だけでも、こそっと立ち読みしてみてはいかがでしょう。 と、無責任に思ふ。

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Posted by K@zumi

ロシア紅茶の謎

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)
有栖川 有栖
講談社
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作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。
奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。


くもりのない秩序の中に繰りひろげられた魔法のように鮮やかなトリック。
めずらしい宝石をながめるような、キラキラした(?)ミステリが六編。
あー。楽しかった。すてきな時間を過ごさせてくださった、偉大なる有栖川有栖先生に感謝を。

アリスさんの作品はすばらしくロジカルなだけでなく、文章が秋の光線のようにさらさらと透きとおっていて、チクリと叙情的で、どことなくほのぼのとしていて、とても親しみやすい。
「いたずらっ子のような雰囲気をもった知的でチャーミングな紳士」みたいな小説とでもいうの?

火村先生とアリスのデコボコ「ホームズとワトスン君」の設定もすてき。
(火村さんは札幌の出身なんだって!関係ないけど)
それほど高価なものじゃなくても、いつも清潔なまっ白のコットンシャツをキチンと着ているような、そんな気持ちの良さをこのふたりには感じてしまうのです。

ところでこの『ロシア紅茶の謎』は、あの偉大なエラリー・クイーンの国名シリーズのひそみに倣ったもの、なのだそう。
ちなみにですが、わたしはクイーンは小学生のときに読んだ『Yの悲劇』にびっくらして、あまりにもきょうれつな印象が残っていて(あり得ない、というか認めたくない人物が犯人だったのが、きっと怖さの正体だったんだろうと思う)いまだに氏の作品には触れられずにいるのですよ。
もうそろそろ解禁にしてもいいかもな~。とか。

よく晴れたあかるい午後に甘酸っぱいジャムのたっぷり入ったロシアンティーが無性に飲みたくなる。
そんな心地がするのでした。

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Posted by K@zumi

約三十の嘘

約三十の嘘 特別版 [DVD]
角川エンタテインメント (2005-06-10)
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劇作家・土田英生の同名戯曲を「アベック モン マリ」「とらばいゆ」の大谷健太郎監督が映画化した異色の群像ドラマ。
久々にチームを組んで大仕事に及んだ男女6人の詐欺師たちが、疾走する寝台特急の中で起きた思いがけない事態を前に疑心暗鬼に陥り、次第にそれぞれの思惑や本音が浮き彫りになっていくさまを描く。


「ひとつ大きな嘘をついたら、三十個のちいさな嘘をつかなくちゃ成立しなくなる。むつかしいだろ?
 だから、いちばん簡単な方法は、核心以外はぜんぶほんとうのことを云うんだ」

ほほー。なるほろ。勉強になります。

ずうっとまえに『溺れる魚』とゆうものすごおくマンガちっくな映画をみて、思わず椎名桔平さんに溺れそうになった、甘くすぐった~い過去アリ。 なんかこう、フツウじゃないんですね。このひと。視線とか、間とか。

『約三十の嘘』もキャスティングが、その偉大(異様?)な椎名桔平さんをはじめ、中谷美紀さん、八嶋智人さん、妻夫木聡さん、田辺静一さん、伴杏里さん、、、と、ある意味フツウな役こそがむつかしい感のあるハイパーな役者さんぞろい。
そんな彼らが演じるしょうしょうわけありっぽい詐欺師たちが寝台列車のなかで、消えた現金をめぐって騙し騙されあいを繰りひろげます。
ただですね。列車とゆう密室で起こるミステリ(ああ、愛すべきこの設定!)ではありますが、アガサの小説や、はたまた『スティング』や『ユージュアル・サスペクツ』のような痛快大どんでん返し…を期待しちゃうと、ぐらっとずるっと肩すかしかも。

また、中谷美紀さんがすてきなのは云うまでもないのですが、物語のキーにもなっている「今井」を演じる、伴杏里ちゃんがなかなか愉快であります。
棒読み無表情。おっぱいが大きくて手品がじょうずで、うぶでおっとりしててでも素人ぶってるけど実はとんだ食わせ者!?っぽいミステリアスな存在感。
最後まで綿菓子みたいな雰囲気にゆるゆるとハズされっぱなしなわけで。

妻夫木くんも相変わらずとってもかわいい。
もう、この子をきらいな女の子なんて存在するのかしらん?って思ってしまう。
いわゆる愛され顔なんでしょうね。
んでも、冒頭でふかふかの帽子に鼻にバンソウコウくっつけて登場したときは一瞬「劇団ひとり」かと思った。

戯曲らしくコンパクトにまとまった会話劇。
これは舞台としてもやっぱり見てみたいですねー。中ホールくらいの劇場で。たのしそう。

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Posted by K@zumi
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