K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

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ハチ公の最後の恋人

ハチ公の最後の恋人 (中公文庫)
中央公論新社 (2014-07-24)
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霊能者の祖母が遺した予言通りに、インドから来た青年「ハチ」と巡り会った私は、彼の「最後の恋人」になった…。
運命に導かれて出会い、別れの予感の中で過ごす二人だけの時間―求め合う魂の邂逅を描く愛の物語。


悶絶流血嗜虐系ミステリをこよなく愛するわたくしではありますが。意外にも最も敬愛する作家は、よしもとばななさんであります。
そして彼女の作品のなかでいっとう好きなのが『ハチ公の最後の恋人』
もちろん彼女の代表作としては『キッチン』であり『TUGUMI』であり『アリムタ』ではあるわけなんだけど。

わたしがこんなにも強く彼女の言葉に惹かれるのは(それは彼女のすべての物語に一貫して云えることでもあるんだけど)そこには主人公の挫折と再生がとても丁寧にまたまぶしいくらい瑞々しく、そして限りなくやさしいまなざしで描かれているからだろう。

たとえどんな哀しい境遇にあっても抜け道はどこかにあるハズだし、理不尽であることもぜんぶ含めて"救われない魂はない" ということが素直に信じられる。

フラガール

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昭和40年、閉山の危機が迫る炭鉱町。まちを救うために炭鉱会社が構想したのが、フラダンスショーを目玉にしたレジャー施設の建設だった。ダンスを教えるため、東京から呼び寄せられた元花形ダンサーは、始めは馬鹿にしていたが、ひたむきな炭鉱の少女たちの熱意に魅せられ、次第に忘れかけていた情熱を思い出し…。李相日監督×松雪泰子主演で贈る愛と勇気のエンターテイメントショー。


炭坑町のけなげな乙女たちが、山のため、家族のため、そして自分自身のために懸命にフラダンスに打ち込むすがたが、やがて頑なな炭坑の人びとの意識を変えさせ、それぞれのわだかまりをじょじょに溶かしてゆくところが(ちょっとベタな展開かもしれないけれど)とても感動的。
クライマックスの壮大なダンスシーンがこれまたすばらしい。まさに娯楽の王道。

蒼井優ちゃんは相変わらず「これ演技なの?」とゆうくらい自然で綿菓子みたいにふわりとしててかわいくて、汗だらだら流しててもなぜかとってもパウダリーな感じ。このさらさら感ってなんだろう。
ひとり黙々とダンスを練習するシーンのときはほんとうに妖精のようで、でもちょっぴり『花とアリス』のときとダブって見えてしまったのはある意味しょうがないか。

そしてなんといっても、今回は松雪泰子さんがすてき!ほんとうにキラキラときらめいてた。
フラの動きは実は手話になってるのよ。とみんなに語りかけながら踊るときの、しなやかでやさしい身のこなし。思わずうっとり。
解雇されたうっぷんをぶつけるように早苗ちゃんを殴りとばして髪まで無惨にぶった切った父親を「ぶん殴ってやる!」とお風呂場まで押しかけていって大暴れするシーンはすっごい迫力があって痛快だった。
鼻っ柱が強くて不器用で、でも寂しがりやで人情味があって、しかも美人。あり得ない。

でもって、この物語でのいちばんの気がかりは(個人的にね)寺島進さん演じる借金取り(また似合うんだ、こーゆーチンピラ役)と豊悦演じる紀美子のにーちゃんが橋の上でぐぐっとにらみあい、すわ、大乱闘!?ってところで場面がするっとフラの会場に戻ってしまい、その後の結末がいったいどうなったのでしょう。とゆうこと。
まあにーちゃんが勝ったんだろうなあ。証文も食べちゃったし。

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