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不安な童話

不安な童話 (新潮文庫)
恩田 陸
新潮社
売り上げランキング: 168,551

私は知っている、このハサミで刺し殺されるのだ―。強烈な既視感に襲われ、女流画家・高槻倫子の遺作展で意識を失った古橋万由子。彼女はその息子から「25年前に殺された母の生まれ変わり」と告げられる。時に、溢れるように広がる他人の記憶。そして発見される倫子の遺書、そこに隠されたメッセージとは…。
犯人は誰なのか、その謎が明らかになる時、禁断の事実が浮かび上がる。


いやーもーちょっとマズいな。と思うくらい、かわいくて摩訶不思議な恩田ワールドに身も心も深く迷いこんでしまいそうになるのですよ。
ある意味マトモじゃない人たちがごくフツウに生きてしゃべってあたりまえに考えてる感じがなんだかとってもリアルでいかにもそばにいそうで、そんなところがちょっとだけよしもとばななさんの感じと似てるなー。だからすきなのかなー。とか思ったりして。

あと「自分が美人(または優秀)であるとゆうことをさり気なくアピールする女は鼻につく」みたいなきわめて庶民的なしょぼい感覚や、ほんとうはすばらしい才能をもっているのにでも自分自身はごくごく平凡で地味でありふれた人間だと思っているところとか、魅力的な主人公たちのフィルターを通ってどくどく伝わってくる弱くてもろくて生あたたかいものにいろんな意味で共感できてしまうからかもしれない。

もうこのままじゃ手当たり次第かたっぱしから彼女の本を読みあさってしまいそうでコワひ。
だって記憶のリセットなんてできないんだから、そんなに一気に読破しちゃったらあまりにももったいないわ!と、何かにつけ貧乏性なもうひとりの自分が警鐘をならしてます~。

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Posted by K@zumi
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