K-20 怪人二十面相・伝

K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]
VAP,INC(VAP)(D) (2009-06-24)
売り上げランキング: 65,826

舞台は、1949年――架空都市≪帝都≫。
19世紀から続く華族制度により貧富が二極化する帝都。そんな中、富裕層のみをターゲットとし、次々と美術品や骨董品を、魔法のような手口で盗んでしまうK-20と呼ばれる≪怪人二十面相≫の出現が世間を騒がせていた。主人公は怪人二十面相に騙され、二十面相に仕立て上げられたサーカスの曲芸師・平吉。彼が、類前なる身体能力と頭脳を武器に、二十面相に狙われた令嬢・羽柴葉子と、その婚約者であり探偵の明智小五郎と共に、二十面相との戦いを決意する。


けっこう。けっこう、楽しみにしてたのです。
なんてったって怪人二十面相ですよ?昭和の名探偵:明智小五郎ですよ?
小学生のころポプラ社の江戸川乱歩シリーズを胸をときめかせながら図書館の棚の端から順にかたっぱしから読みまくってた輩にとっては、こころ踊らないわけがないじゃあありませんか!

よくできたダークでレトロなセットに大掛かりな特撮(VFXぽくなくあくまでもチープな感じがグー)
お約束の登場人物にアクション満載のご都合主義的な展開。そしてあちこちにかまされるゆる~い失笑系ギャグ。キライじゃないですよ、もちろん。
特にヒロイン役の松たか子姫はすごくかわいくて屈託がなくて良かったですねー。
浪越警部はいかにもだし、小林少年はこざかしいし、ちょっと間抜けなお役人たちとか、なつかしい痛快冒険活劇チックでおいしい設定の数々。 個人的には冒頭ほんのワンシーンだけ登場したサーカス団団長(小日向文世さん)のその後の行方がたいへん気がかりですが。
とってもいい人で体の調子もわるそうだったけど、あのあと一体どうなっちゃったんだろう。
あんだけ世話んなってたのに主人公も鳩の心配ばかりで誰もまったく気にしてないけど、、、

そしてラスト。
ここで実に意外な真相(ユニークな解釈)が明かされるのですが、正直、ほんとうに正直思うのは、

『 この話って別に二十面相、関係なくね? 』
『 つか、フツウに怪傑ゾロ:帝都版でよくね? 』


とゆうこと。

いやあ。とにもかくにも、國村隼さんがやっぱりかっこええなあ。あんな高島礼子さんみたく美人さんを嫁にもらっててもまったく違和感ないよなあ。 とゆうことをしみじみと確認したのでありました。
うーん、それにしても団長。気になる…。

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Posted by K@zumi

ハプニング

ハプニング (特別編) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2009-01-09)
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ある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はアメリカ全土へ拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失するということだけだった。この大事件の報せを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオットらは、どこか安全な場所へ避難しようとするのだが……。


怖い映画だった。
『キューブ』を見たときの、あの冷たい水がひたひたと背中を這うような居心地の悪い恐怖がよみがえってきた気がした。
『シックス・センス』などと同様、この作品もシャラマン監督は物語の結末をけっして口外しないようにとおっしゃってらしたようなので、内容についてはあまり触れられませんが。

明確な理由のないまま唐突にはじまり唐突に収束するハプニング。
なんでもかんでもやたら説明的になってしまってる昨今。アニメのロボットでさえ、ちゃんとした設計図みたいなものがないと、観客は納得(満足)しなくなってるところってたしかにあると思うし、だいたいがみんなそんな感じの作りなってきてるんだけど。
でもさ、こういう不条理な怪奇現象ってゆうのは、あんまりくどくどともっともらしく説明して無理くりにでも結論づけてしまわないほうが、きっとよろしいんではないかと思うわけで。
だってなんだか訳わかんないことが、怪奇であり、ロマンであり、恐怖なのだから。

当初、この物語は大御所S.キングの小説『セル』によく似てるなと思っていたけれど、こうして見てみると自然界からの警告ともとれるこの静かなメッセージは、案外ヒッチコック監督の『鳥』のほうに似てるかもしれないな。とゆう印象をもったのであった。

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Posted by K@zumi

untitled

『おろち』『ブース』『死に花』見た.
『インシテミル』読んだ.『クレオパトラの夢』はまだ途中.
とメモる.
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Posted by K@zumi

アフタースクール

アフタースクール [DVD]
メディアファクトリー (2008-11-28)
売り上げランキング: 9,706

甘くみてると、ダマされちゃいますよ。
母校の中学校で働く人のよい教師・神野(大泉洋)の元に、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵・北沢(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。 北沢は神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業に勤めるサラリーマン・木村(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも神野は木村探しに巻き込まれてしまう・・・。人を疑うことを知らない男と、人の裏側ばかりを見てきた男。ちぐはぐコンビの捜査活動から、神野の知らなかった、友人・木村の一面が次々と明らかになり、物語は思いもよらぬ方向へと向かっていく・・・


『運命じゃない人』がとにかくおもしろかったので、これもかならずや期待を裏切りはしないであろうと、絶大なる信頼をもって臨んだのでありました。
そう。まるであの名作『スティング』のような、あるいは伊坂くんの『グラスホッパー』のような。
スピーディな展開と、憎らしいほどの痛快なだまされ方で、しかもいい大人だからこそ甘酸っぱく胸がきゅ~んとなってしまう、ほんとうにたのしいエンターテイメントムービーだったのでした。

やっぱり大泉くんはいいねー。
肩の力がするりといい感じにぬけたような雰囲気と、独特のゆる~いユーモアのセンスが、見ているものにじんわりとした安心感やいじりたおしたくなるような癒し効果をあたえてくれてすごくすき。
その大泉くんにばかり気を取られていて、佐々木蔵之介さんがふらっと画面にあらわれたのには思わずびっくり。借りる時点でまったくノーマークだったわっ。
うーん。しかしダーティな彼もなかなか良いではないですか。
するどい目つきが豹のようでかっこよかった。また彼が放つ「もう誰も信じないかんね!」的な暗黒の孤独オーラもすごかったです。
そして注目株の堺雅人さん。このかたの笑顔ってウッチャンみたいでとってもキュートなんだけど、でもなんかしょっぱい感じなんですよねえ。
今回はコミカルでちょっぴり気の毒な役回りなんだけど、彼のあのしょっぱ甘い笑顔と淡々としていながら母性本能をびみょうにくすぐるかわいらしい演技に、思わずぐっときちゃうんだなあ。これが。
おひさしぶりの山本圭さんも実にいい味だしてくださっててうれしかったし、ここでもキーマンは「あゆみ」なんですよねえ。このへんもにくいじゃないですか。

練りに練られたすてきな脚本とせつないノスタルジア。一見の価値はありです!

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Posted by K@zumi