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『秘密 THE TOP SECRET』 -The Movie-

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『るろうに剣心』を超える最高傑作誕生!
大友啓史監督最新作!


脳内捜査【記憶の映像化】で事件を暴く――。
それは、絶対に知られたくない【心の秘密】も暴いてしまう。


被害者の【脳に残った記憶】を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警視庁の特別機関「第九」。
室長をつとめる天才・薪 剛(生田斗真)のもとに、新人捜査官の青木一行(岡田将生)が配属された。
全ては「犯人の脳を見て、行方不明の少女を探す単純捜査」から始まった。

脳内捜査を進めると、事件は根底から覆す【驚愕の真犯人】が現れる。
さらに、事件は次々と連鎖し、決して触れてはならないとされる「第九」の闇、
【貝沼事件】へとつながっていく。
そこには、今は亡き薪の親友、元「第九」メンバー・鈴木(松阪桃李)が
自分の命と引き換えにしてまで守ろうとした
絶対に知られたくない【第九最大の秘密】が隠されていた…。



◆◇◆



なにやらかなりの脚色がほどこされているモヨウ。

貝沼が吉川さんとかでらかっこよすぎる、てか、すでに別物感ありあり。

まあ素材がイイので料理のし甲斐があったというものでしょう。


やーもー、楽しみでかんわ!(´∀`)


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Posted by K@zumi

ストロベリーアイス

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デートに向かない坂道を 君の手を引いてかけ上がり

恋も希望も取り返す バレたってかまわない





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巡りあいはただ あくびもらったあとの

両目閉じる感じの ヘタなウインクからどれくらい?



/スピッツ「オパビニア」


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Posted by K@zumi

monochrome

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今日は久方ぶりに宇治の方へ散策に行ってきました。
さわやかな川風にふかれて気持ち良かったです。

しかしえらい人やったわ。

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Posted by K@zumi

帰り道急ごう

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たどり来た道のりを思いおこし

その胸の時計の逆まわし 急ごう

きずきあげた積木細工のもどかしさ



ポケットにかくしたカエルの子

泣く気持ちすぐ解るあの頃に 急ごう

確かにあった宝ものだった ふたつない





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昼下がり始めたかくれんぼ

いつまでも見つけられない泣きべそ鬼よ 急ごう

夕焼け色がまだ残っているよ 帰り道



/小椋佳「帰り道急ごう」



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Posted by K@zumi

宇治川散策

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市街に比べれば多少地味ではあるかもしんないですけれど、
わたしは宇治川界隈の雰囲気がとてもスキです。

もうすこし近くに住んでいたら
おむすびをいくつかと、あたたかいコーヒーをポットに詰めて
お気に入りのミステリを携えて、風通しの良い木陰のベンチをキープして

読書したりまどろんだりちょっとお茶したりをくり返しながら
日が暮れるまでまったりと過ごしてみたいです。


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Posted by K@zumi

目に青葉

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山ほととぎす 初鰹




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仕事用ノートパソのHDDが突如お亡くなりになるという悲劇に見舞われた連休明け。

セーフモードからどうにか最低限のデータはバックアップできたものの気持ちは果てしなく昏い。
「まあこれも一種の脳梗塞みたいなモンだから。突然来ることもあるのよ」
と明るくのたまうご主人(修理屋)のやけにビジネスライクな感じがうらめしいったらないわ。

ぅぅん。これはなにかの罰なんだろうか。罰なんだろうな。思い当たる節ないケド。
でもなんかやっちゃったんだ、きっと。気づいてないだけで。(ああ、何をしたんだろう、、、)

わーん。月曜日がコワいよーーー!( >Д<;)





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現実逃避したい。


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Posted by K@zumi

雨の予感

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むなしさが 夕暮れと雨を連れてきて

寂しさが 夕空と街を闇にぬり

何だか涙も出やしない 出やしない

春の雨はやさしいはずなのに

全てがぼやけてくる

どうってことないんかな どうってことないんかな



/小椋佳「春の雨はやさしいはずなのに」


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Posted by K@zumi

フレンチラベンダー

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探しものは何ですか?

見つけにくいものですか?

カバンの中もつくえの中も

探したけれど見つからないのに



まだまだ探す気ですか?

それより僕と踊りませんか?

夢の中へ 夢の中へ

行ってみたいと思いませんか?



/井上陽水「夢の中へ」





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きっとあの方のカメラのなかには、これと逆バージョンのシャシンが収められていることでしょう。

わたし、ヤンキー座りしてなかったかしら……(ちょっと心配)


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Posted by K@zumi

さくらんぼ

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新しい季節は なぜかせつない日々で

河原の道を自転車で 走る君を追いかけた

思い出のレコードと 大げさなエピソードを

疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに





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誰も触れない 二人だけの国 君の手を離さぬように

大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る



/スピッツ「ロビンソン」


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Posted by K@zumi

聖母

聖母
聖母
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秋吉 理香子
双葉社
売り上げランキング: 103,015

東京都藍出市で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。
事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切なひとり娘は無事だろうか、と不安に陥る。
警察は懸命に捜査を続けるが、犯人は一向に捕まらない。
娘を守るため、母がとった行動とは。『暗黒女子』の著者が放つ驚愕の長編ミステリー!


秋吉さんの本はこれが三冊目。

イヤミスのイメージがある作者ですが、『暗黒女子』はわたし的にはドロっとしながらもファンタジーの域を著しくは越えていないように感じ、『放課後に死者は戻る』では嫌味のない等身大の青春ミステリに思えていたのですが、本作でいよいよイヤミス女王の面目躍如といった感じでしょうか。

物語は三者の視点から描かれており、ひとりは長く苦しい不妊治療のすえ奇跡的にというかほとんど執念で子どもを授かった保奈美、ひとりは活発で友だちも多く平均的な高校生ながら心に深い闇を秘めている真琴、そして幼児が惨殺された猟奇殺人事件を追う美女と中年オヤジの凸凹刑事コンビ。
この刑事コンビがね、良いんですよ、なかなかいい味を出してくれていて。彼らによる軽快な会話の応酬は昏く淀んだ空気にすうっと風を通してくれる役割も果たしていたと思います。
また別の機会にでも彼らの活躍をもっと読んでみたいと思いますねー。秋吉さん、お願いします!

で、このミステリでは犯人はかなり早い段階から提示されるわけですが、なんといいますかそのことも含めて相変わらず伏線のはり方がうまいんですよ。心の隅にちょこっと引っかかるもの、かすかな違和感、三人の視点からストーリーが運ばれていくことによる絶妙なミスリード、これらが事の真相を知った後で改めて読み返すと、慎重に仕掛けられたその巧妙な罠に思わずうなりたくなってしまいます。あーもー身悶えちゃう。

ぶっちゃけた話、わたしには主人公たちの苦悩に同情はできても共感はあまりできなかった(しかし、ソーゼツな不妊治療の内容を知ることができてたいへん勉強になったし、自分がいかに幸運であったかを再認識することもできた。また男性にとっては、ある意味ほとんど狂気じみた“母の愛”にじゃっかん腰が引けるかも…)のですが、それでも文章にはぐいぐい引き付けられ「いやだ、いやだ」と思いながらもページをめくる手は止まりませんでした。

先が読めるようで読めない居心地の悪い不穏感に心をざわつかせたまま真相へと至る最終コーナーで、世界は一気に反転し衝撃の事実が浮かび上がります。そうか、こんな風に繋がったか!やられた。
その鮮やかな騙されようは『殺戮にいたる病』とはまたひと味違った騙され方で、同じく後味の悪さは格別。
天使の梯子にまばゆく照らされるがごとく主人公たちの慈愛に満ちた神々しい微笑みとは裏腹に、おぞましさが背中を駆け抜けます。血と汚物と甘ったるい乳の匂いが入り混じって胸が悪くなったときのよう。
くらくらする気持ちでラストシーンを向かえ、そしてタイトルの『聖母』に静かに戦慄するのです。

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Posted by K@zumi

白と紅

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そろそろ薔薇がええ感じですね。





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またおふさ観音にも行きたいなあ。


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Posted by K@zumi

クレマチス、揺れて

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やーもー揺れるどころかわっさわさだったです。風が強くて。





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心地よい風が通り抜ける昼下がり。

こんな風にひっそりと咲き乱れるクレマチスに囲まれ

ちらちらと落ちる木漏れ日を浴びながら読書できたらサイコーなのにな。

恩田さんの『黒と茶の幻想』とかイイかもしんない。



◆◇◆



追記:このクレマチスの写真が5/14の『Explore』に選ばれたよー。やっほぃ♪
やー、テンションあがるわ~!o(-- ) ググッ


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Posted by K@zumi

そして誰もいなくなる

そして誰もいなくなる (中公文庫)
今邑 彩
中央公論新社
売り上げランキング: 93,073

名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!?部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが…。戦慄の本格ミステリー。


「学園ミステリ+見立て殺人」おまけにモチーフがあの偉大なるアガサの『そして誰もいなくなった』とくれば、これはもうミステリ好きにはパブロフの犬でしょう。

たしかにアガサの原作を下敷きにはしていてもお話自体はもちろん別物。
原作を読まれた方も、あるいはそうじゃない方にもじゅうぶん楽しめると思うし、二転三転とひっくり返る構成にもなっているので「ああ、そうきたか」と頬がゆるむんじゃないかな。
また、語り口はひじょうにカラッとしていて、女の子たちがけっこう悲惨な殺され方をするのだけど陰鬱で淀んだ空気感をまとっていないからか、比較的アッケラカンと読めます。ちょっとドタバタ劇っぽいところも含めて良くも悪くも「土曜ワイド劇場」的というか。

冒頭からすでに作者うでまくり状態でヤル気まんまんやろ?ってな感じのいかにも「騙くらかしてやろう」的おちゃめな思惑が見え隠れして(なにせ意味深に打たれる布石の数が多いのなんの)、読む方としてもちょっとしたゲーム感覚になりましたねー。ピースをせっせと拾い集める作業がけっこう楽しかった。
とりあえず原作を踏まえているのでストーリー展開にはある程度の予測はついても、これが最後にどんな風に裏切られるのか、あのオチへのもっていきかたにどんなオリジナリティがあるのか、そして伝説的名作、ユキトの『十角館の殺人』とはまたちがったアプローチを期待しながらわくわくと読み進めました。

それにしてもつくづく人間の“騙されたい欲求”って果てがないのよねえ。わたし、もしもオレオレ詐欺に引っかかったとしてその騙され方がまるで『スティング』の映画のようにすばらしく鮮やかだったりしたら、感心して逆におもしろがってしまうかもしれないな。うーん、キチン。めちゃくちゃキケンやわ、自分。

物語の印象としてはえらいご都合主義的な展開やなあとは思うのですが、たしょうのご都合主義と中二病的要素がないとある意味本格ミステリなんて成り立たないだろうから、あれだけのごちゃごちゃ感を最後にまるっとキレイに破綻なく(もっとも、ココだけはいくらなんでも無理があるやろと思えなくもなかったところもあるけど…)まとめ上げられたのはすごいのではないでしょうか。
ただ個人的に残念と思ったのは、この物語は「クローズド・サークル」ではなかった、ということ。
やっぱりさー。名門女子高で繰りひろげられるミステリときたら、これを期待しちゃいますよね?

ライトな読み物としてサクサクと気軽に楽しめるのでミステリ初心者さんにもおすすめの作品ですが、テーマとしては原作同様とても残酷で苦々しいです。本家と読み比べるのも一興ですね。

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Posted by K@zumi

蒼い星

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簡単なやり方でいいよ ガンダーラじゃなくてもいいよ

愚かなことだって風が言う だけど





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誰よりも速く駆け抜け LOVEと絶望の果てに届け

君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ



/スピッツ「8823」


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Posted by K@zumi

サンシャイン

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柔らかい日々が波の音に染まる 幻よ 醒めないで

渚は二人の夢を混ぜ合わせる 揺れながら輝いて


輝いて… 輝いて…



/スピッツ「渚」


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Posted by K@zumi

お花見日和

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明るい陽のひかりを浴びながら

何をすることもなく、ひとり佇んでは

満開の桜をただぼんやりと眺めている。


正しい春の過ごしかた。


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Posted by K@zumi

bright color

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君の想像を超える情熱を

一瞬の邂逅を

告げるサヨナラを

永遠の漂流を

夢と現実を

旅の果てに僕は探すよ いつも

探すよ



/ASIAN KUNG-FU GENERATION「ドラベログ」


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Posted by K@zumi

『アリス・ミラー城』殺人事件

『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)
北山 猛邦
講談社
売り上げランキング: 88,385

鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。


まずタイトルに反応して手に取っちゃったというきわめて不純な動機。(え゛っ!?)
にもかかわらず凝りに凝った展開と意外すぎる犯人、そして“ミステリあるある”がてんこ盛りの怪作。
かなり、かなりマニアックな一品。
いろんなミステリを読みこまれてる方には思わずニヤリとすること必至の濃ゆ~い内容。
そうです。これはもうさしずめミステリ版『スクリーム』と云ってしまってもいいのではないでしょうか?
(ただまったくふざけていないので云い切っちゃうには抵抗あるんですケド)

雪に閉ざされた孤島にそびえ立つカオスなルックスの『アリス・ミラー城』
このシュールな建物に集められたいわくありげな探偵たち。幻の「アリス・ミラー」をめぐって繰りひろげられる不可思議で陰惨な連続殺人。そして度胆をぬく圧巻のトリック。(ああ、密室は究極の“探偵ホイホイ”なのね…)まさにクローズド・サークル好きにはふるえ立つような魅惑的な設定。

しかも、なんなんだこの騙され方はッ!!

やー、参りました。
多くは語れませんが、あれほどあからさまに犯人を指摘しているにもかかわらず最後までしっかり誤解させられたまま、まんまとミスリードさせられてしまうとは。
しかしこれは仕方ないと思うなあ。こんなの見抜ける人いるんやろか。いらしたら連絡ください。
まあこの方はメフィスト出身者なので一筋縄ではいかないだろうと予想はしていたけれど、それにしても個性豊かな登場人物(特に偏屈で高慢ちきで人としてどうよ?というくらいひでぇヤツだけれどすばらしく怜悧な頭脳を持つ観月がお気に入り♪)といい、仰天の叙述といい、作者のしたたかさに舌を巻きます。

 探偵が外から来た『部外者』である限り、名探偵でいられるかもしれん。けれどもし彼が全体に含まれてしまった場合、あるいは最初から全体に含まれていた場合、彼の結末は二種類に分かれる。被害者となるか、犯人となるか。(本文より)


ラストは目も当てられないくらいのバッドエンドではありますが、未読の方はぜひ挑戦を。
好きキライはともかく、おそろしくユニークな作品です。

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Posted by K@zumi

break

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今日はやたらと『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』へのアクセスが多いので、「これはもしや……!?」と思い検索をかけてみると、案の定ドラマ化が決定したモヨウ。
主演は旬な女優の「波瑠」さんだとか。なるほどー。こりゃかっこいい比奈ちゃんになりそう。
個人的にわたしが気になるのは司法解剖医で死神女史の異名をとる石上妙子博士の役。
うーん、誰なんやろう。ほんまに小林聡美さんならええんやけどなあ。

なにはともあれ、内藤先生、おめでとうございます!



来週から図書館が1週間の特別整理期間で休館するので、今なら都合3週間ちょっと借りられるってことで調子に乗って8冊も借りてきてしまった。大丈夫か?まあムリだったら延長かければイイし。

鮎川先生の『りら荘事件』をはじめ、意外に読んでいなかった本格ミステリの名作・傑作を中心にチョイスしたので、しばらくはこれらでがっつり楽しみたいと思っています。あー、わくわくする(*´ω`)

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Posted by K@zumi

頼子のために

頼子のために (講談社文庫)
法月 綸太郎
講談社
売り上げランキング: 164,548

「頼子が死んだ」。十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ―、という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が。精緻構成が冴える野心作。


引き込まれた!

このまったく集中力の続かないわたしが、ひさかたぶりに一気読み。やー。おもしろかった!
特段、アクロバティックなトリックや派手な演出、突飛なキャラクターが登場するわけではなく、むしろ地味にコツコツと事実を再調査していく過程がひじょうに丁寧に描かれていて、それだけにシンプルに物語にのめり込めます。また推理小説にありがちな冷たく事務的な感じもまったく受けませんでした。

なにより全体を通して流れるハードボイルドな雰囲気と探偵役の法月綸太郎がとても魅力的。
わたしは恥ずかしながら初・法月作品だったのですが、この物語における法月青年の立ち位置加減がまさに絶妙なのです。それはアノ金田一耕助にひけをとらないくらいではないでしょうか。(云いすぎ?)
金田一さんほどほんわかムードではないにしても、主役なのにヘンに出しゃばらずかといって存在感が薄いわけでもない。たしかに本作はすばらしく巧妙な本格推理小説なのだけれど同時にこの作品は愛憎うずまく重厚な人間群像劇としてもとても秀逸であると思います。
そしてそこがこのミステリの最大の魅力なのだろうと強く感じました。

 さあ、もうこれで終わりにしよう。お別れだ、海絵。私はこれから頼子のところへ行く。私はおまえたち二人を、かけがえのない家族を愛している。(本文より)


犯人はすでに明記され事件も一応は終結しているところから物語は始まります。(この辺の導入部分は、清水玲子さんの『秘密』case.4をほうふつ)世知辛いオトナの事情により図らずも事件の真相を探ることになった法月探偵は、その裏に仕組まれた闇の部分をすこしづつ浮き彫りにしていくのですが、、、

虚しく救いのないエンディングなので、これも今でいうところのイヤミスになるのでしょうが、とにかくそれぞれの人物描写が克明で現実味にあふれどの人にもこの人にもどくどくと熱い血が通っていて、彼らのドラマがまざまざとまぶたに浮かぶ臨場感に酔いしれます。これはそう、まさに「愛の悲劇」がお得意な故・野村芳太郎監督でもって映像化していただきたかったな~。きっと傑作になったハズ。
(欲をいえばわたしは本作を、1990年に読んでみたかった。今ほど手垢にまみれる前に。小説であれ映画であれライブ感というのは大切だ。経験は人を奥深くするけれど、新鮮な感動や感激は間違いなく消滅させる。『サイコ』も『情婦』も幼少期に観ることができた幸運に感謝している)

「頼子が死んだ」
なぜ十七歳の少女は殺害されなければならなかったのか。
『頼子のために』
このタイトルが意味することの“真意”とは何だったのか。
すべての真相を知ったとき、そのあまりの運命の残酷さに瞠目するとともに、最期まで報われることなく逝ったかわいそうな頼子にやり切れない儚さを、そしてすさまじいまでの人間の観念に対する底知れぬ恐怖を、わたしたちは聡明なる法月探偵と共にじっとりと肌に感じることでしょう。
ぐっと肚に沁みる骨太な名作でありました。

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Posted by K@zumi

白い妖精

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哀しいほどの想いがつのれば もうその愛は戻れない

せめてただ 切ない気持ち 伝えるまで



それでもまた始まろうとしている その時を待っていたように

愛は どまどうふたりの なにもかも まっ白にして



/小田和正「まっ白」



◆◇◆



(「ジャネット・リンかよ?」というツッコミはなしよ☆)


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Posted by K@zumi

人形はなぜ殺される

人形はなぜ殺される 光文社文庫
光文社 (2009-06-26)
売り上げランキング: 57,551

日本アマチュア魔術協会の新作発表会で、小道具の人形の“首”が盗まれた。数日後、成城のとある一軒家で発見された首のない死体の横に転がっていたのは、盗まれた人形の首だった。被害者・京野百合子の義理の妹・綾小路佳子は事件の真相究明を、探偵作家の松下研三とその友人である名探偵・神津恭介に依頼するのだが、再び人形を用いた殺人予告が届くのだった…。本格ミステリーの古典的名作。


東京大学医学部法医学教室助教授にして名探偵。6ヶ国語を操り、とおおおってもハンサムで独身、おまけにピアノの腕前もプロ級。という嫌味なプロフィールが影響しているのかいないのか。
明智小五郎、金田一耕助、と並んで日本の三大探偵のわりにはイマイチ影の薄い感が否めない神津恭介。
数々の作品がTVドラマ化され、複数の俳優さんが彼の役を演じられていますよね。
わたしがいちばん馴染み深いのは近藤正臣さんかなー。クールで気障でハマり役だったと思います。

実は原作を読むのはこれが初めてだったのですが、たいへんおもしろく読ませていただきました。
ええ、これぞ正しい昭和の探偵小説の金字塔。妖しくて怪しくてアヤシスギルッ♪♪♪(じたばた)
それは、頬いっぱいに髭を生やした正体不明の彫刻家であるとか、王妃アントワネットの衣装をつけギロチンで首を切られた美女であるとか、列車に轢断された無惨なマネキン人形であるとか、「ひひひひひ」と気味悪く笑うせむしの詩人であったりとか、黒いミサとか謎の魔術師軍団だとかそりゃあもうマニア垂涎ものの趣向がぎゅうぎゅうとすき間なく詰め込まれています。

そんな怪奇で悪魔的でオカルティックな舞台装置に加え、綿密に計算しつくされた堅牢なロジック。
意識の盲点を突くまさに魔術のようなトリックと、大胆不敵なアリバイづくり。
さすがの天才、神津恭介もさんざ振り回され疲労困憊のうえ最後までかなり手こずらされたご様子。
また、こしゃくな犯人にまんまと出し抜かれ「僕ともあろう者が……」なんてめちゃ上からなセリフがスマートに似合うのは、この神津恭介か『秘密』の薪室長くらいのものでしょう。ハイ。

そしてタイトルにもなっている “なぜ人形は殺されたのか?”
なるほど、これはトリックにおいてちゃんと意味のある行為だったのか!うーん、お見事です。

ぶっちゃけた話、犯人の予想はなに気についちゃうんですけど――つっても推理ではなくてあくまで勘なんですが――文中に執拗いくらいに出てくる『魔術師が右手を出したら左手を見よ』や『あるといわれたらないと思え。ないといわれたらあると思え』という、ミステリ界ではもはやテッパンな線からの、“ちっとも犯人らしくない描写のわりにはポイントポイントでさり気なく事件に係わっている人物”でいくとある程度の当たりは付いちゃうわけです。
なので第四幕でみごとその人物が表舞台に登場した時は思わず「やりぃ」と思ったなー!o(-- ) ググッ

それにしても最後まで気になっていた生首の処理がなんとあんなことに、、、
ああ、まさに知らぬが仏とはこのことね。

神津恭介シリーズにして最高傑作の呼び声高い作品、堪能しました。

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Posted by K@zumi

春風に吹かれて

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ダンスはうまく踊れない

あまり夢中になれなくて

ネコは足もとで踊り

私 それをながめている





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夏の夜はすでに暗く蒼く

窓にみえる星の光近く

誰も来ないし 誰も知らない



/井上陽水「ダンスはうまく踊れない」


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Posted by K@zumi

りら荘事件

りら荘事件 (創元推理文庫)
鮎川 哲也
東京創元社
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残り少ない暑中休暇を過ごすべく、秩父の『りら荘』に集まった日本芸術大学の学生たち。一癖も二癖もある個性派揃いである上に各様の愛憎が渦巻き、どことなく波瀾含みの空気が流れていた。一夜明けて、りら荘を訪れた刑事がある男の死を告げる。屍体の傍らにはスペードのA。対岸の火事と思えたのも束の間、火の粉はりら荘の滞在客に飛んで燃えさかり、カードの数字が大きくなるにつれ犠牲者は増えていく。進退窮まった当局の要請に応じた星影龍三の幕引きや如何?


まさに王道。様式美好きには心底たまらない展開。

完全に孤立してしまってるわけではないので「吹雪の山荘」とは云いにくいところはありますが、豪奢な館で巻き起こる謎の連続殺人、死体に添えられるカード、鮮やかな推理を披露する名探偵、おまけに郷愁を誘う青春ミステリとくればこれはもう紛れもなくど真ん中ストライクの設定。すでにプロットだけで萌え死しそう。

ミステリドラマ全般において警察というのは往々にして無能なのはお約束でして、本作においても人の良い刑事コンビ(憎めないんだナ、これが)がまるで狂言回しのような役どころを仰せつかっています。
やがて連続殺人事件が“もうどうにもとまらない♪”状態に陥り、にっちもさっちもいかなくなった検事さんから「どうも、この事件は、われわれの手に負えない。こうなったら、探偵に解決を依頼しよう!」なんて提案まで飛び出すというテイタラクぶりで、こんなセリフもしも鬼貫さんが聞いたら頭抱えて一週間くらい寝込んじゃうんじゃないのかしらん。と心配してしまうくらい。
で、その名探偵、星影竜三は最後の最後、残りページ数もあとわずかとなったあたりで颯爽と登場し、みごとな推理でまたたく間に事件を解決してしまうのです。ああ、ほとほと警察は立つ瀬がない、、、

この小説では7名もの老若男女がばったばったと気持ちよく殺されてゆきますが、だからといって特に残酷な描写もなく物語にも陰惨な感じはまったく受けないので、恐いのダメな人でも最後まで娯楽性の高いミステリとして安心して読むことができると思います。おすすめ。
それにしてもこの犯人、スゴいわー。
もちろん作者が巧みにミスリードしているから(そもそも序盤での記述による、“ある先入観”の植えつけ方なんてもう憎らしい!)なのですが、その役者ぶりはアカデミー賞ものだし、たとえ架空の人物と分かっていても、なんとも狡猾で抜け目なくどこまで頭のイイやつなんだろうと感心してしまいます。

曲者ぞろいの登場人物。周到に仕掛けられた伏線。目からうろこがぽたぽたのトリック。すっかり誤認させられていた事件の動機と意表を突く真相。はー、鮮やか。
やっぱりね、本格はこうあってほしいですよね。この得もいわれぬカタルシスこそミステリの醍醐味。
かの有栖川有栖の「学生アリスシリーズ」も綾辻行人の「十角館の殺人」も氏の作品に影響を受けていることはまるっとスリっとゴリっとエブリシングその通りだし、たとえ時代は流れ「こんな大学生いねぇよ!」とか「医学的にそれってどうなの?」てな印象をもたれたとしても、でも多くの本格ミステリファンは作品の中心でどくどくと豊かに脈打っているゆるぎない「普遍性」に傾倒しているのだから。
その真髄は今も変わることなく読者を魅了し、これから先もファンの心をふるわすのだと思います。

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Posted by K@zumi

スレンダーな彼女

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そしてゲームに夢中な少年。



◆◇◆




本日は午前中だけ休出。

先日借りた本、今月中に4冊読めればなんとか期限までにぜんぶクリアできそうな気もするけど、、、
むつかしいか?
最近は本ばっか読んでるのでせっかく契約した「Hulu」をまったく見ていない。なんとゆゆしき事実。
どーするのよ、マイリストの186件!!(あんまり減ってない……)
とりあえず今月でいったん解約しようかな。
気が向いたらまた復活させればいいものね。



5年半ぶりにカメラを買い替えることに。
この子には今までほんとうにお世話になったしとってもお利口ちゃんなイイ子なのだけど…。
ごめん、もうすこし軽い子に乗り換えるわ。(あっさり)

ほんともう歳と共に重たいカメラが手首にこたえるのな、正味の話。
わたしの歳でそんなこと云うのはまだまだ早いのだけど、もともと手首があまり強くないもので
捻ったり負担をかけたりするとすぐに故障しちゃうんですよね。この頃はその症状が顕著。
5年落ちのボディなんて下取りに出しても二束三文だろうなあ、ま、しょーがないか。

きのう予約を入れたので、届くのは週明けくらいかしら。楽しみだわ(*´ω`)

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Posted by K@zumi

蝶々殺人事件

蝶々殺人事件<「由利先生」シリーズ> (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2012-10-01)
売り上げランキング: 35,108

原さくら歌劇団の主宰者である原さくらが「蝶々夫人」の大阪公演を前に突然、姿を消した……。数日後、数多くの艶聞をまきちらし文字どおりプリマドンナとして君臨していたさくらの死体はバラと砂と共にコントラバスの中から発見された! 次々とおこる殺人事件にはどんな秘密が隠されているのだろうか。


横溝フリークのなかでは、この作品が初期の傑作であると誉れ高いのはじゅうじゅう承知しております。
にもかかわらず、信じられないことに、わたしはこの作品が初読なのであります。
まさに横溝ファンにあるまじき所業。(つうか堂々と名乗ってること自体がちょっと恥ずかしいです)
いろんなミステリファンの方から散々おすすめいただいていたにもかかわらず、ほとんど意地のようになって今の今まで手に取らず放置していたのはそれはひとえに、

『 金田一さんじゃないから 』

とゆうまったくもってくだらない理由に他なりません。あほや。ほんまあほやった。

うーん、ひさびさに読みましたがやっぱ横溝作品はおもしろいわ。おじさま、天才。
わたしは本作に対してはある程度の予備知識があったし、またそれなりに横溝作品は読んでいるので、氏の作風というか小技のかけ方など「やっぱこう来るか!」的な読める部分もたしかにあるのだけど、それを差し引いても大小さまざまなトリックがひしめくなんとも豪勢な内容となっていて、そう、彦摩呂風に云うと

『 トリックの総合商社や~! 』って感じかしらん。

コントラバス・ケースに詰められた死体、東京と大阪を結ぶアリバイトリック、楽譜を使った暗号、(ちょっとネタバレになっちゃうけど)一人二役、おまけに「読者への挑戦状」まで登場。かー、ゼイタクやわー。
すでにページをめくった瞬間から、仕掛けられた魔法はしずかに、そして確実に発動し、読者は横溝センセイの掌のうえでいい様に転がされ操られ弄ばれる快感をたっぷりと味わうことになるのです。
でもって本丸は『本陣殺人事件』などでも知られるように、先生お得意のとんでもトリック。
かなり、つか、そーとーアクロバティックでフツウに考えたら噴飯もののトリックであっても、これが巨匠の手にかかるとあらフシギ。びっくりするほどストーリーに無理なくするりととけ込んでしまってるところなんてホントさすがだわ。もうしびれるほどアメージング。いろいろと。

息をもつかせぬスピーディーな展開、次々と反転していく真相、明るみに出る衝撃の事実の数々。
散りばめられたピースがひとつに繋がるとき、意外な真犯人がそのベールを脱ぎます。
ある意味横溝正史の代名詞ともいえるどろどろとした因習や因縁にまみれた怪奇ロマン調な趣向は封印し、あくまでトリッキーな純本格探偵小説に徹した、どちらかといえばマニアックな玄人向けの快作なり。

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Posted by K@zumi

パープルタウン

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Purple town Purple towm

素晴らしい朝に hu hu hu

Purple town Purple towm

翼広げて hu hu hu

New York 愛する気持ちを呼びさます都会ね

New York 紫にけるむ夜明け



/八神純子「パープルタウン」



◆◇◆



本日、めでたく三人目の嫁がきました。

ハネムーンはどこへ行こう。


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Posted by K@zumi
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