K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

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ぼぎわんが、来る 

ハ行 | 澤村伊智 

ぼぎわんが、来る (角川書店単行本)
KADOKAWA / 角川書店 (2015-10-30)
売り上げランキング: 5,241

幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。


わたしの感想よりSouさんのレビューの方が的確なので『ぼぎわんが、来る』←こちらをどうそ。
てことでわたしは手抜きをします(´∀`)

やられた!ひさびさのスーパーホラーエンターテイメント作品。もーページをめくる手がとまらない。
読了後は一本の傑作ホラームービーを見終わったような高揚感に満たされる。興奮した!!
三津田信三ばりの最恐ホラーから、ラストはGS美神なみのアクション。「極楽へ行かせてあげるわ!」(とは云わないが)
これはかなりの確率で映像化されるんではないでしょうか、アニメ化とか。そんなヨカン。
映画なら、今は亡き深作監督にぜひとも撮っていただきたかったところ。北村龍平アニキでも可!

お話の構成は語り部を替えて進む三章仕立てになっていて視点が変わることによるミステリ効果もバツグン、そしてキャラクターが、特に(過去にいろいろあったっぽい)比嘉姉妹がなんとも魅力的。
琴子さんのあの惨い傷の理由も、なぜ家族が真琴ひとりきりになってしまったのかも含みを持たせた展開で、これまでの、そしてこれから先の彼女たちの壮絶な物語の行方をそれとなく示唆しています。
謎は、因縁は、これからじょじょに明かされていくことでしょう。ひじょうに楽しみです。

ところで、なんといってもひたひたと迫りくる得体のしれない凶悪な怪物「ぼぎわん」がものすごおおおおおく怖いのですが、この人を頭からギザギザの歯でがぶりとむさぼり喰うコヤツはどうやら三重県在住のご様子。ししし、しかも生息はなにげに伊賀からそう遠くない感触。まさかの地元かよ?
なんとなく気になるのと、こんなにもウルトラハイパーおもしろいお話を書いてくださった澤村先生にひと言お礼を、と思い(彼氏はツイッターをやっていたのだ!)その辺のところ先生にツイートしましたら、なんと律儀にリプライくださって「三重県という設定ですが、具体的にどこ、といったモデルはありませんのでご安心くださいw」とのご回答。そうなんだ~
あたしゃイロイロ想像をたくましくしていて、もしやこの周辺にあるいかにも人ならぬモノが棲んでいそうな赤目四十八滝(温泉がある!)やその奥の香落谷(Kや!)に住民票があるのかなと…。
なんだかホッとしたようなちょっとだけ残念なような、、、フクザツな心境がしています。ひゃは

とにもかくにも、怒涛の吸引力でジェットコースター並みに引きこまれること必至です!
これ読まないと年越せませんよ?というくらいかなり鼻息荒くオススメしておきます。
おためしアレ。


おまけ。
京都駅近くのラーメン屋「第一旭」はわたしも先日嵯峨野に行ったときに寄ってきました。奇遇。
30分以上はかるく待つ人気店なのですが、お肉がNGなわたしには“肉なし”オーダーでもかなり脂っこくてとても琴子さんみたいにスープの一滴残らずすべて飲み干すことは、ちょっとムリでござった~

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21:59 |  trackback: 0 | comment: 2 | edit

コメント

やあ、あんまり持ち上げられるとちと、困ります(苦笑)

>「GS美神」

うーむ、言われてみれば、そうかも(笑)

これ、深作監督が撮ると、もう少しキャラがストレートに悪くて、その悪すぎるところが魅力、みたいになりそう。
北村監督だと、格闘するぞ。
比嘉姉妹は琉球空手の遣い手になるぞ、多分。


Sou #KsYZ8hN2 | URL | 2015/12/23 20:52 * edit *

Souさん

> やあ、あんまり持ち上げられるとちと、困ります(苦笑)

 なにをおっしゃいますやら。
>
> >「GS美神」
>
> うーむ、言われてみれば、そうかも(笑)
>
 もうね、お金の話しだしてからすでに美神さんが脳裏をかすったω

> これ、深作監督が撮ると、もう少しキャラがストレートに悪くて、その悪すぎるところが魅力、みたいになりそう。

 ふふ。
 登場人物が全員クセ者揃いでろくでもないヤツらばっかしなんスよ。(もちろん脚色)
 ゆいいつマトモなのが香奈くらいで、それも別に善人というわけではなく
 ただ頭がヨワいだけだったり。(あわわ、澤村作品を愚弄しているわけではありません!)
 あとはもう非人道的なハチャメチャなことやりたい放題です(´∀`)
 メイクもすごいことになりそう。血もいっぱい出そう。
 
 あ、実はわたし琴子さんに頼まれて助っ人がわらわら集まってきそうな展開になったとき
 『七人の侍』ぽくなるのかも、とちょっと期待したのですよ。違ったけど。
 まあそれだと風呂敷が広がりすぎてこのページ数には収まりきれなかったでしょうが。

> 北村監督だと、格闘するぞ。
> 比嘉姉妹は琉球空手の遣い手になるぞ、多分。

 この物語をがっつりホラーアクションで見たい!と思ったら、もうこの人だよね。
 文字として読む時はじっとりとしたホラー作品として思いっきり怖がって、
 映画としてはがんがんのアクションエンターテイメントとして大暴れして欲しいな~
 という可憐な思いがあります(*´ω`) これもひとつのギャップ萌え。
 持ち前のスピーディーなカメラワークで
 アンジー(トゥームレイダー)並みに比嘉姉妹をめちゃくちゃカッコ良く撮ってほしいですね。
 ま、「ぼぎわん」がまったくのモンスターぽくなってしまうかもですが。

 シュールな怪奇性をとったら、実相寺監督って手もあるんですが(て、亡くなってるだろ!)
 なんか“いかにも”って感じですもんね?

K@zumi #pULoeKa6 | URL | 2015/12/23 22:45 * edit *

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