『臨床犯罪学者 火村英生の推理』第3話

回を追うごとにふたりのやりとりがどんどんポップになってきました!
ああもうなんてほほ笑ましいんでしょう。どいつもこいつもお茶目さんです~
特にあの頭ぽんぽんはアカン。いろんな意味で破壊力ありすぎ。

頭ぽんぽんはやめろーーー! どういうことだドラマスタッフぅぅぅぅぅ! 萌えるだろうがあああああああああ


という雄叫びツイートが流れてきました。しかも“ぽんぽん”は2回あったし。でら反則。
そもそもターゲットが判りやすすぎるぞ。確信犯的サービス演出でもうほとんど公式が病気。

で、このシーン、彼ら目線だとこんな感じ?

アリス「ななななな、なんなんやなんなんや なんなんやーッ!!」(わなわな)

火村氏「落ち着けよ」

アリス「お、お前こそ落ち着けッ!」

火村氏(キャメルを逆さまにくわえて火をつけようとした)

わたし「……アホ……」

ちょっと長くなるので折りますね。


ドラマ版の火村氏は自分のトラウマとの距離がとても近い感じがします。
原作ではそんなに殺人事件に遭遇するたびにいちいちトリップするようなことはないし、どっちかって云うと“性格上の味つけ”程度に挿入されるエピソードであって、火村英生に対しての明確な設定は今現在も曖昧なままのような気がします。「彼はなんか知らんがヤバい過去を背負っているみたいやで?」程度。
ドラマではその辺のところをググっと掘り下げて、よりダークに、そしてよりドラマチックなキャラクターへと変容させているような印象を持ちます。やりすぎなほど。
それゆえに普段の姿がある程度親しみやすくポップな方がメリハリが効いて良いのかもしれません。

作者にとって「火村」というのは主人公でありながらも探偵というポジションに当てはめた記号的役割なので、わたしたちは一人称で語られるアリスのフィルターを通してでしか、彼を知ることはできません。
そしてその「アリス」というのはごくごく一般的な価値観を持っていて、ナイーブで、センチメンタルで、ちょっとセコイ庶民感覚もあって、たしかにじゃっかんメンドクサイところもあるけど、でも優しくて、思いやりもユーモアもあって、何よりとても賢くまっとうで善良な青年。(うわー飾る…)
わたしはとおおおっても好感をもっているし、なんと云っても妄想でのパートナーなわけだし(ポッ)

そんな全幅の信頼をおいているダイスキなアリスの目を通して火村氏を見ると、「彼って女嫌いのぶっきらぼうのようでいて実は雨に濡れた仔猫を拾ってきたりっていう優しい面もあるし、狼みたいに強がってはいるけどほんとうはとても脆い部分も持っていて、それになんか心に深い傷を抱えているみたいで放っておけないわ!」っていう母性本能をイイ感じにくすぐるようなファクターをいっぱい兼ね備えていて“とっても魅力的な人物”に映ってしまいます。
あのアリスがこれほど信頼し大事に思っている人なんだから、きっとスバラシイ人に違いない、と。

でもこれが犯罪者のフィルターを通して見てみると(倒叙モノの時ね)彼はひじょうに冷酷で非情で狡猾で、とても信用のならない恐ろげな人物であるかのような印象をうけます。
どちらかといえば犯罪者側に立っているであろう火村氏は、(それがすべてではないとしても)案外それが彼の本性をすらっと云い当てているのかもしれません。
だからアリスよ。
そんな火村さんがうっかり淵から足をすべらせてしまわないようにどうか支えておくれ。
つか、そそっかしいあんたが落っこちそうになったらちゃんと腕つかんでもらうんやよ。


てことで、第3話『准教授の身代金』ですが

なんとそうきたか! 倒叙とな!?

このお話はセオリーでいっても十分おもしろいと思うけれど、これをあえて倒叙でもってきたってところにスタッフのチャレンジ精神を感じます。
たしかに映像として見るには、このほうが視聴者との共犯関係のような緊張感を与えることができるし、何より彼女の感じる混乱や恐怖をよりストレートに伝えることができますもんね。
この辺が文字のみで想像しながらなのと、眼で見せる場合との、より効果的な表現方法の選択ってことになるのかしらん。

で今回、余興として採用されたのが『暗号を撒く男』でしたねー。
いつもさり気なくすき間に頭の体操をさらりと組み込む、心憎い演出ですね。頭ぽんぽんもあったし。
「乙女は、わ・た・し♪」って云う、時絵さんもかわいかった(*´ω`)

それにしてもアリスはカレーにソースをかけすぎる。
しかも食べる前にイキナリかけるのはお行儀がわるいぞ!(めっ)


さてと、次は ダリ繭か!?Σ(゚Д゚)
全国津々浦々の火アリさんたちがいっせいに色めきだってますよー。
地を這うような響動めきが腹の底に響きわたるようです。

さてさて、例の「新婚ごっこ」コントは再現されるのでしょうか?
学生アリス(うーん、違うな)の悲しい恋のお話はどんな風なんでしょう?
で、ふたりはちゃんと近鉄特急で鳥羽にきたのかしらん?
果たして火村センセは時絵さんにちゃんと真珠のブローチを買ったのでしょうか!?
なによりあの長編をたった一時間たらずでまとめられるのでしょうかっ??

いろいろ気になりますω

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Posted by K@zumi

コメント

ありがとうございます

返信とパスワードありがとうございました。アリスのツッコミは関西人だからなのか根が真面目だからなのか。火村先生は何割か天然で何割か確信犯(ツッコミ待ち)な気がしますが。
頭ポンポンは優しくポンポンではなくくるくる頭ごと回す感じが(笑)見てる分には萌えるし友人関係としては非常に羨ましいけれどアリスに感情移入してみると絶妙に腹立つところが素敵だと思います。犯人はお前だもしかりで。狙っているのももちろんあるのでしょうが、『アリスの一人称』という書籍特有の技術が使えない以上、ああいう”過度の接触”はドラマ版のみの死調査に対してわかりやすいのかなと。アリスを構う火村先生と、同じ部屋で、少し離れた布団で、アリスが寝たふりをするシーンは非常に対照的という気がしました。
トラウマとの距離がとても近い、というご意見は非常に慧眼なのではないかと思います。原作の二人はそれぞれ危うい面はあってもいい大人で互いに心配したり信用したりしつつちゃんと立っている気がしますが、ドラマは火村先生だけでなく、支えているアリスも少し危うげで幼い気がします。映像演出による効果かもしれませんが。性格も役割も全然違うけれど、暗黒館の二人を思い出しました。トラウマもちコンビという意味では京極堂と関君の方が近いのかもしれないけれど、京極堂はそこまで簡単に崩れないだろうし、いざとなれば榎さん(神)と木場の旦那(安定)もいるし……ドラマ版作家アリスはなんとなく二人で完結してそうなところが、暗黒館的な不安感をあおるのかもしれません。
長文、失礼いたしました。

  • 2016/02/02 (Tue) 04:33
  • 和泉若里 #-
  • URL
Re: ありがとうございます

> 返信とパスワードありがとうございました。

 いえいえ、こちらこそ。
 あんまりくだらないんでホーシンしませんでしたか?ほんまお目汚しでした。

 実はお返事を書いていたら、ものごっつ長くなってしまったので(滝汗)
 続きは新しいエントリーに書かせていただきますね。

 やーもーホント、こーゆーお話は萌えます!(*´ω`)

  • 2016/02/03 (Wed) 09:49
  • K@zumi #pULoeKa6
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