ワールド・ウォーZ

ワールド・ウォーZ Blu-ray
KADOKAWA / 角川書店 (2014-10-24)
売り上げランキング: 288

その朝、ジェリーと妻と2人の娘を載せた車は渋滞にはまっていた。何かただならぬ異変を感じた次の瞬間、背後からトラックが猛スピードで突進。必死で家族を守り逃げ出すが、気付けば全世界では人間を狂暴化する“謎のウイルス”の感染者が爆発的に増加し、大混乱に陥っていた。元国連捜査官のジェリーにも事態を収束させるべく任務が下り…。ブラッド・ピット主演、平穏な朝が突如地獄へ変わる大パニックを描くアクション超大作!


地上波にて

CMごとに幾分カットされているのと、ちょうど中盤辺りでじゃっかんの邪魔がはいったのとでしっかり鑑賞することはできなかったのだけれど、とりあえずの第一印象としては

あんな身体能力の優れたゾンビはイヤだ!

つうか、感染したとたん身体能力が異常にアップするなんて、マッドなアスリート(やトレーナー)がドーピングに使用する可能性があるかもしれないぞ。(ない)
ヤツらは別に人間の肉を喰らうために襲っているわけではなさそうで、ガブっと噛んで感染させたらハイ終わりって感じでいったい何がしたいのかよく判らない“Z”くんたちなのだ。

しかも感染してから発症するまでほんの数分とかからない。短ッ!!
せっかく主人公たちを助けてくれた異国人の夫婦が、感染して襲いかかってきて彼らの息子の目の前でアタマ撃ちぬかれてしまって、その衝撃に対する少年のトラウマのケアもくそもないこの非情な演出よ。
おまけに新進気鋭なウイルス学者のアノ信じられないくらいの秒殺も、あまりといえばあまりな仕打ち。
また、噛まれた箇所を瞬時に切り落としたらぎりぎりセーフというのも新しい発想だ。(3秒ルールか)
音に敏感でたちまち攻撃態勢に入るところは『ディセント』の地底人なみ。(目は見えるっぽいが)

見所のひとつである“Z”たちが人間ピラミッドみたいなものを作りながら高い城壁をよじ登っていく大混乱なシーンはとにかくすごい迫力で、ついにヤツらが壁を乗り越えてあたりを阿鼻叫喚に陥れるさまはアノ『進撃の巨人』のワンシーンをほうふつ(『進撃の巨人』知らないんであくまでもCMからのイメージ)
やーもーこのあたりはほんとうに圧巻の光景で、ぜひとも大スクリーンで鑑賞したかったところ。
エキストラさんの数もハンパないし、みんな体操選手みたいに俊敏だし、あれ特撮なのかなあ。じゃなかったとしたらほんまスゴい。
てか、なんで音に反応することを判っていながら――ヘリも飛ばして監視もしながら――あの状態になるまで誰もなんの処置もとらなかったのかフシギでならない。まあええけど。

とにかくビラピが逃げる、逃げる、ひたすら逃げ回る!
そして恐るべき幸運でもって次々とステージをクリアしていく。(主人公だからイイのか)
空気読めない(まあ読みようもないが)奥さんがお約束の場面で携帯鳴らすとか、もー常套すぎっ!
「携帯電話の電源はお切りください~」のアメリカンジョークがいかにもという感じで安心する。
アメリカ人(に限らないが)のいっけん不謹慎とも思える、こんな――生命の危機が迫るような――場面でのジョークが非日常から日常をとり戻す貴重な行為であるとやっぱり痛感するな。
わたしもいちばん悲惨な状況の時に気の利いた冗談をさらりと云える人間になってみたいと思う。

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Posted by K@zumi

コメント

ご覧になったんですね

この映画はゾンビ映画ですけどずいぶんと派手ですよね
個人的にゾンビ映画はCGはダメと思ってますが
まあブラピが主演ですしね(^^;
原作があることを知り原作も読んだのですがビックリですよ
全然内容が違うんです。
原作はもう事態が収束している状態でイキの小田人たちへ
の単独インタビューという形で
事件を映画いているんです。
なのでゾンビ的描写は一切ありませんでした
このまま映像化したほうが面白かったのかな~
って思いつつやっぱりブラピに派手に暴れ回ってほしいっ
てきもするのでこれで良かったのかな(^^;

  • 2016/02/21 (Sun) 17:24
  • ねむりねこ #-
  • URL
Re: ご覧になったんですね

 なんかめっちゃタイムリーでした!(^∇^)

> この映画はゾンビ映画ですけどずいぶんと派手ですよね

 ほんとに!
 感想としては、ホラーというよりアクションですね。
 しかもロケーションとしてはかなり壮大で、迫力がありました。

> 原作はもう事態が収束している状態でイキの小田人たちへ
> の単独インタビューという形で
> 事件を映画いているんです。

 あー。なるほど。『キャリー』みたいな感じなんですね。
 インタビュー形式やQ&A形式で物語を進めていく手法は
 情報が断片的にしか提示されないので、全体像がつかみにくく
 不穏感を高めるのにはもってこいのテクニックなように思います。

 ただ、やっぱり映像化するにはむつかしいかもしれませんねー。
 いっそ『パルプ・フィクション』みたいに時系列をシャッフルする
 とかっていう構成が緩急が効いていて案外良いかもしれませんね。
 そーゆーのも見てみたいです。

> って思いつつやっぱりブラピに派手に暴れ回ってほしいっ
> てきもするのでこれで良かったのかな(^^;

 ちょっと出来すぎな展開ではありましたけどね(´∀`)
 しかもいろんな人から守られすぎやん、プラビ。

 なんと云ってもあのアクロバティックなゾンビ軍団は見応えがあったし
 わたしのなかのゾンビ映画のセオリーを覆してくれました!

  • 2016/02/22 (Mon) 20:20
  • K@zumi #pULoeKa6
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