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倒錯のロンド

倒錯のロンド (講談社文庫)
折原 一
講談社
売り上げランキング: 40,257

精魂こめて執筆し、受賞まちがいなしと自負した推理小説新人賞応募作が盗まれた。―その“原作者”と“盗作者”の、緊迫の駆け引き。巧妙極まりない仕掛けとリフレインする謎が解き明かされたときの衝撃の真相。鬼才島田荘司氏が「驚嘆すべき傑作」と賞替する、本格推理の新鋭による力作長編推理。


どうにかこうにか返却期限までに予定冊数をクリア。ふー。
やっぱりね。3週間で8冊は正直キツかったなー。がっつり長編も多かったし。その分心地よい達成感はアリ。

折原さんの小説はアンソロジーで何編か読んだだけで長編としては初読。
折原一といえば“叙述トリック作家”というのか冠されるくらいにその界隈では有名で、なかでも本作は「衝撃的な傑作」との評判がすこぶる高いので心して読ませていただきました。
ハイ。スッキリ・キッチリやられました。

まーねー。叙述トリックの名手から一本取ろうなんておこがましい思いはハナからなかったわけですが、(とか云いつつなにげにポイントはそっと押さえながら読んでいたんだけど)自分がうまく騙されてるんだろうなあという自覚はあっても、なかなかアレに気付くことができなくて、クライマックスにきてようやく「おろ?」と不審には思うものの、それでもまだピンと来ないわたしってほんとバカ?
最後の種明かしを読んでページを行きつ戻りつ確認してようやく作者のひっかけに膝を打つという…。

でもさ、結局ソレを出しちゃうと、ぶっちゃけ何でもありってことになるんじゃね?
なんて負け惜しみを云いつつ、あれだけハラハラドキドキさせられ二転三転とセーダイにひっくり返していただき、夕方のキッチンにまで持ち込むほど楽しい時間を過ごさせていただいたことに、感謝を。
読み終わってみれば『倒錯のロンド』というタイトルが云い得て妙で秀逸やなと感じます。

まるでギャグのようなあり得ない巻き込まれ方で不幸な境遇に落とし込まれていく最悪男の「山本安雄」
スリリングな心理サスペンスから陰湿な復讐劇、そこからサイコホラーチックな展開へ。
描かれてる内容はかなりダークで悲惨なんだけど、文体はコミカルでちょっとばかりドタバタ調。
テンポが良くとっても読みやすいので、半日くらいでスラスラいけちゃいますよ。

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Posted by K@zumi

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