K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

首ざぶとん

首ざぶとん (角川ホラー文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-09-24)
売り上げランキング: 66,315

華道教室に通うまりかの先生・嵯峨御流正教授である龍彦の趣味は、なんと怪談蒐集。最初は引き気味のまりかだったが、龍彦の優しげな雰囲気に惹かれ、怪談蒐集の手伝いをすることとなる。ある日まりかは、「おざぶ…おざぶ…」という声が聞こえる穴の噂を聞く。早速龍彦に報告しその穴を調べに行くが、そこで2人は、奇妙で恐るべき怪異に巻き込まれてしまう―。新たな怪談の旗手が描く、日常に潜む怪異の世界。連作短編集。


語り口がはんなりとして滑らか。
やわらかい京ことばがひじょうに耳なじみが良い。
それゆえ“声に出して読みたい怪談”、という感じ?
ただし怪異との距離はより近くなったような気はするぅ…。

特に怖がりでも勇気があるわけでもないごく一般的な感覚の「まりか」と、
彼女の華道の師匠でもあり怪談蒐集家でもある理知的な思考の持ち主「龍彦」とのコンビがとても好相性。

4編の怪談はどれも甲乙つけがたいくらい淡々と気色悪いけれど、
やっぱりタイトル的にもインパクト大の『首ざぶとん』に1票ですかねえ。おざぶ……

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