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3月に読んだ本のまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:6615
ナイス数:1405

○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス)○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス)感想
なんと!南国モードとはそーゆーことだったのかあ。やられたー。つか、そんなん判るワケないやろ!?フツウ。孤島に館に仮面の男。あふれる緑とまばゆい日差し。楽園の陰に横たわる不穏な空気。思い起こせば至るところに伏線が張られていたのに、主人公の軽快な語り口につい乗せられて、まんまとスル―させられていた。くやしい。しかもなんやねん、あのトリック。つうか、あんなことがトリックとして通用するなんてちょっと言葉が出ない。最後はちょっぴり切なく締めくくられた青春おばかミステリ。ごちそうさん。
読了日:03月01日 著者:早坂 吝

首ざぶとん (角川ホラー文庫)首ざぶとん (角川ホラー文庫)感想
語り口がはんなりとして滑らか。やわらかい京ことばがひじょうに耳なじみが良い。それゆえ“声に出して読みたい怪談”、という感じ?ただし怪異との距離はより近くなったような気はするぅ…。特に怖がりでも勇気があるわけでもないごく一般的な感覚の「まりか」と、彼女の華道の師匠でもあり怪談蒐集家でもある理知的な思考の持ち主「龍彦」とのコンビがとても好相性。4編の怪談はどれも甲乙つけがたいくらい淡々と気色悪いけれど、やっぱりタイトル的にもインパクト大の『首ざぶとん』に1票ですかねえ。おざぶ……
読了日:03月02日 著者:朱雀門 出

潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官感想
相変わらずの吸引力。ええなあ。時間を忘れてぐいぐい読ませてくれる。面白かった。大吉が登場すると心からホッとするし、ワニくんなんてもう身内だ。カメオ出演程度の露出だったけど、かまへんかまへん。またこのシリーズは、毎回岩楯さんが組むことになる相棒たちのひとつの成長譚にもなっているところも大きな魅力やと思う。洞窟でのアリの描写は子どもの頃に読んだ手塚漫画のワンシーンを思い出してビビりまくる。救われぬまま逝った果歩が憐れでならないし、彼女が職場で受けたイジメは実際にありそうで胸くそ悪い。
読了日:03月04日 著者:川瀬 七緒

月の扉 (カッパ・ノベルス)月の扉 (カッパ・ノベルス)感想
『月は衛星ではない あれは空にあいた穴だ 向こうの世界の光が穴からもれているから 光って見えるのだ』そういったのは丸尾末広氏だったかしら。三人のハイジャッカーによって乗っ取られた航空機。その機内トイレで起こった不可解な殺人。犯人は誰か?その方法とは!?あり得ないシチュエーションで巻き込まれる人々と、一筋縄ではいかない変化球な密室劇は石持作品のオハコやね。緊迫のクライムサスペンス。哀しすぎる動機と、座間味くんのロジカルな推理に打ちのめされてくらくらする。静かに心に沁みいる傑作。
読了日:03月05日 著者:石持 浅海

黒龍荘の惨劇黒龍荘の惨劇感想
表紙通りの胡散臭さ。あり得んやろ、こんな館!ンもーダイスキです♡ わらべ唄に見立てられた殺人とか、仰々しい背景もデタラメな登場人物もこれ以上ないくらいお約束通りで可憐な胸は踊る踊る♪「ガチ」の傍若無人ぶりもナイス。周りの空気はまったく読まず、瞬時に場を凍りつかせるキャラの探偵は案外キライじゃないので(゚∀゚) そして誰もいなくなるまでずんずん人が死にまくる。ええの?ええのか。大混迷の末、最終章で一気に怒涛の伏線回収。いやーお見事。いろんな意味でええもん読ましてもらいました。
読了日:03月07日 著者:岡田 秀文

心臓と左手  座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)心臓と左手 座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)感想
<座間味くんシリーズ>2冊目。こちらは『月の扉』の後日譚を含めた珠玉の短編集。切れ味は鋭いです。もうわたし血だらけ。すでに終わったと思われていた事件も、座間味くんのフィルターを通すとまったく違った景色が見えるフシギ。本を通して一緒にお酒を酌み交わしながら、同じお料理をいただきながら、推理を聞くというのはなんとオツなことか。一話ずつ読み終えるごとに、わたしもなんだかいい感じにほろ酔い気分になりお腹もすっかり満たされたようだ。「ごちそうさま。あー、おいしかった」そんな気持ちです。
読了日:03月08日 著者:石持 浅海

ONE  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)ONE 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)感想
比奈ちゃん、愛されてるなあ。犯人確保と比奈子救出に一丸となるチームの思いが熱い。そして今回も三木&麗華のファインプレーが光る。ええコンビや。ネグレクトや虐待をうけた子どもだから魂のない悪鬼のように育つとは云い切れないけれど、それでも子どもの未来や人格を左右するのは少なからずわたしたち大人の責任であることは痛感する。クレイジーな都夜が比奈子への復讐心に燃えて脱走したはいいが、本丸で真打登場とばかりに颯爽と雨合羽降臨した矢先、永久にすりっとお株を奪われる結果に…。彼女死にきれんね。
読了日:03月09日 著者:内藤 了

湿地 (Reykjavik Thriller)湿地 (Reykjavik Thriller)感想
重厚なサスペンス映画を観終わったような高揚感。顔が火照るよ。心臓もバクバクしてる。圧倒的な筆致で描かれる上質な北欧ミステリ。とても面白かったが、できれば読み返したくないと思うくらい、冷たく陰鬱な鈍色の苦しみを伴う物語だった。ある老人の死をきっかけに、湿地に巣食う醜悪な悪霊がぞろぞろと這い出してくる。ホラーでもないのに心が芯から冷え切ってしまう。科学の進歩は目覚しい。頭のいい人によって何もかもが細胞レベルでデータベース化されてしまう。知らずに済めばこの悲劇は防げたのだろうか。暴かれた秘密の残酷さに絶句する。
読了日:03月12日 著者:アーナルデュル・インドリダソン

ようするに、怪異ではない。 (角川文庫)ようするに、怪異ではない。 (角川文庫)感想
妖怪噺ではあるけれど、雰囲気はとても明るくて気恥ずかしいくらい青春してる。いやン、甘酸っぱいっ(*´ω`*) 何でもかんでも妖怪のせいにしようとするハル先輩に対して、否定のために孤軍奮闘する主人公。まあ、世の中に不思議なことなどないってことで。例のシリーズのようにどんよりとした重さはないので、お昼休みにふんわりと読める。欲を云えば、舞台である境港市の風俗がもっと濃厚に描かれているとうれしい。ちょっと古典部のキャラに似てなくもないかな?あちらさんよりさらにアニメっぽいけど。
読了日:03月13日 著者:皆藤 黒助

みんなの秘密 (講談社文庫)みんなの秘密 (講談社文庫)感想
再読。エ、エロい。でもおもしろい。人間の、それも特に女性のダークな部分を描かせたらこの人はぴか一やなあ。がんがん引き込まれちゃう。本書は作品ごとに登場人物がバトンリレーみたくスイッチしていって、それぞれが抱え持つ甘くて残酷な秘密があぶり出されていくといった連作小説集。いやはやいったい何人の心の裏側を垣間見るのことになるのか。これがホラー並におそろしい。自分の垂れ流した汚物を目の前に見せつけられて「これ、おまえのだろ?」と無言で問い詰められてるような居心地の悪さがあって泣きそう。
読了日:03月14日 著者:林 真理子

恐怖小説 キリカ恐怖小説 キリカ感想
読んで納得。なるほどなあ。誉めても貶しても作者の術中にハマってまうってことかー。ンもう。憎たらすぃ♪作家というのは少なからずプライベートの切り売りというか肚斬って内臓さらすようなところが無きにしも非ずなので、このお話もおそらく核心以外は極力ほんとうのことを書いてるのかもなあ。と思いつつ読むといろんな意味で恐怖が増す。作家、熾烈やん?危機管理意識が希薄で、SNSってけっこう個人情報がダダ漏れ。その気にさえなれば自分の居場所が特定されることも決して不可能ではないと思うと震えあがる。
読了日:03月16日 著者:澤村 伊智

黒面の狐黒面の狐感想
ホラーじゃない三津田作品はほんとうに久しぶり。背景となる炭鉱の風俗がとても丁寧に描かれていて興味深かった。あまたの悲劇を体験し無神論者となった者ですら、自然と神仏に縋ってしまうほどの不安を坑内には覚えるという。荒くれ者も俗習に従い、験を担ぐ。そんな炭鉱が舞台ならさぞかしおどろおどろしい魑魅魍魎が登場すると思いきや、意外にかっちりとした正統派本格。そして出ましたラストでのめくるめくミスディレクション!これぞ三津田ミステリの真骨頂。「手記」の部分は正直読むのがとても辛い。骨太な良作でした。
読了日:03月17日 著者:三津田 信三

白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)感想
閉鎖的な村で起こった殺人。村ぐるみで隠蔽される事の真相。白雪姫の謎。登場人物はみんな何がしの不穏な秘密を抱えていて、それぞれが保身のために嘘を吐く。まるでドイツ版横溝正史の世界。田舎のしがらみは国の内外を問わず。おぞましい悪意も最恐なり。それにしても出てくる男たちがことごとくヘタレでびっくり。特にオリヴァーのグダグダぶりときたら思わず後頭部をスリッパではたきたくなるくらい。それに比べて良くも悪くも女性陣のまあ何とも勇ましいことよ。眼前に絵が浮かぶような臨場感でサイコーに興奮した!
読了日:03月20日 著者:ネレ・ノイハウス

偽恋愛小説家 (朝日文庫)偽恋愛小説家 (朝日文庫)感想
お伽噺に込められた夢や憧れを打ちくだき、繰り広げられるのはけっこうな男女のドロドロ愛憎劇だったりするのですが、これがフシギと爽やかで洗い立てのコットンシャツのような読み心地。有名な『眠り姫』や『人魚姫』などの物語もアプローチの角度を変えることで、別の側面が見えてくるおもしろさ。それが人間の暗部に渦巻いている負の感情とうまく合わさって、甘くて残酷で小粋なミステリへと効果を発揮しています。またラストで明かされるあのトリックにはまったく意表を突かれて、しばらく頭がついて行かなかったわン。
読了日:03月23日 著者:森 晶麿

十三回忌 (双葉文庫)十三回忌 (双葉文庫)感想
年忌法要の度に少女が死ぬ。一周忌には串刺し、三回忌には斬首、七回忌には唇が切り取られる。中でも一周忌の少女が超ヒサン。生きたまま串刺しにされるとかヴラドかよ?まだ肛門からじゃないだけ救われる。意外な犯人もさることながら問題はそのトリック。「アクロバティックすぎるやろっ!」どんだけ運に恵まれてるんだ犯人!警察これで納得してほんまにええの?と心配でわらわらしてしまう。人里離れた豪邸。胡散臭い人々。猟奇的な連続殺人。驚愕のトリック。イイですねえ。目がハートですよ。いいぞ、モットヤレ♪
読了日:03月24日 著者:小島 正樹

水族館の殺人水族館の殺人感想
ミステリドラマ一般において警察が無能という設定はもはやテッパンではあるのだけど、個人的にはしょうしょう切ない。まあおもしろいから良いんだけど。事件解明にあたり、消去法によって着実に犯人を絞り込んでゆくところはまさに圧巻。すげえ。これだけ蟻の這い出る隙もないほどの理詰めでやられたら、犯人ぐうの音も出んね。もしもわたしがヤツだったら凍てつくような恐怖と緊張感で失神してしまいそうやわ。ラストで天馬の口から語られる殺害の動機は、物語の軽快さとは裏腹に苦い毒がありすぎて気持ちがざらついた。
読了日:03月25日 著者:青崎 有吾

絡新婦の理(1) (講談社コミックス)絡新婦の理(1) (講談社コミックス)感想
『魍魎』『狂骨』『姑獲鳥』ときて、ついに『絡新婦の理』だ。原作ファンからも信頼の厚い志水センセイ。完結本が出てから一気読みしようとずうっと温め続けていたとは、健気で我ながら泣ける。『絡新婦』といえば、やはり冒頭での桜吹雪のシーンが印象的なのですが、コミックでは残念ながら構成が変更されておりました。うわあ。マジか。なんとも幽玄でドラマチックな演出だっただけに、ちょっぴり寂しい。つか、京極堂の容貌が前作よりさらに邪悪になってきてほぼ妖怪化してるんですけど…ぉ?
読了日:03月26日 著者:志水 アキ

絡新婦の理(2) (講談社コミックス)絡新婦の理(2) (講談社コミックス)感想
それにしても、ここの中学生は発育がええのう。しどけないバスローブ姿からのぞく夕子さんの豊満な谷間はとても十三歳にゃあ見えんゾ。そして青木さんのパジャマがりんご柄だったのがなにげに萌えた。かわいい。また降旗さんのジゴロ?ぶりがみょうに哀愁があってかっこよく見えるフシギ。増岡弁護士と京極堂との会話シーンもコミカルで楽しい。あたしの木場修(推しなもんで)があの織作葵と初顔合わせのところで次巻へつづく。エノさん!早く気の毒な美由紀ちゃんのところへ駆けつけてあげておくれ!
読了日:03月27日 著者:志水 アキ

絡新婦の理(3) (講談社コミックス)絡新婦の理(3) (講談社コミックス)感想
ちょっと油断するとすぐに目潰し魔と絞殺魔がコンランする。ううっ。脳内カオス。グレートな志水センセイはご遺体の描写にも容赦がない。それは男だろうが女だろうが、たとえうら若き乙女であったとしても。ある意味平等。鼻水やヨダレどろどろ垂れまくりで小夜子ちゃんじゃっかん不憫。益田さんはさすが元刑事なだけあって冷静な物腰で聴取がお上手。そしてエノさんはオイシイところを持っていく。京極堂のトホホな巻き込まれ感はやっぱりツボ♡ 混沌とするなか次巻いよいよ憑物落としへ。
読了日:03月28日 著者:志水 アキ

絡新婦の理(4)<完> (講談社コミックス)絡新婦の理(4)<完> (講談社コミックス)感想
まるまる一冊すべてが謎解きの回。それでもまだ足りない印象。原作を知っていても大概やのに、未読だったら理解が追いついていかなかったかも(それはおまえがアホだから)。それほど濃厚な最終巻でございました。人もあり得ないくらいばたばた死んだし。彼女たちが死んだ理屈はわかったけれど、死ななければならなかった理由はわたしにはよくわからない。原作でも思ったが、ジェンダーに翻弄されあまつさえ実父の手にかけられた葵がやはり憐れでならない。ただ茜にはフシギなほど何の感情もわかなかった。
読了日:03月29日 著者:志水 アキ

ようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん (角川文庫)ようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん (角川文庫)感想
例によってまったりと青春しながら日常のささやかな謎をこれまたまったりと解き明かすシリーズ。断じて妖怪の存在など認めない皆人と隙あらば怪異に繋げてしまおうと虎視眈々としているハル先輩とのズレた掛け合いに今回も和む。性格がちょっと斜めってる皆人のツッコミが相変わらずぜつみょうで楽しい。過去に皆人がイジメにあっていたエピソードが登場するが、彼が深く心を痛めながらもそのことを飄々と受け止め、持ち前の頭脳でささやかな抵抗も試みていたという柔軟さや、少女との出会いにほのかな救いを感じてじんとした。
読了日:03月30日 著者:皆藤 黒助

自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)感想
ホラーに密室、アリバイトリック、クローズドサークルにカニバリズムとバラエティーに富んだ6篇のミステリ。そのどれもが「ザ・どんでん返し」…と云っても顎が外れるような感じではなくて、ぞくりとくる戦慄物が多いような。この短編集ではユキト・アヤツジの『再生』のみが既読。この頃はまだ『富江』を知らなかったことをじんわりと思い出す。綾辻さんにとって「咲谷由伊」って女は特別なんかな。あちこちで登場する。ジェラシー。意外な解答にあっと驚いた貫井さんの『蝶番の問題』がなぞなぞみたいで心が踊った。
読了日:03月31日 著者:綾辻 行人,有栖川 有栖,西澤 保彦,貫井 徳郎,法月 綸太郎,東川 篤哉

読書メーター



◆◇◆




先月は、ずっと腰の重かった海外ミステリを読むことができて良かった。
それも傑作だったので、これまでの翻訳もの苦手意識がすこし克服できたような気が。

さて、来月には本格的な引っ越しを控えているのでとうぶんは慌ただしい日々が続きそうです。
とはいえ、いよいよ桜のシーズンも到来なので、シャシン遠足にも出かけたい。
おまけに四月からはなんとスピッツが『2017 めざましテーマソング』を担当するってことで
変なテンションが上がりまくっているのだ!!( ー`дー´)キリッ

ああ、忙しい♪♪♪

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Posted by K@zumi

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