K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

夏を殺す少女

夏を殺す少女 (創元推理文庫)
東京創元社 (2013-08-30)
売り上げランキング: 6,928

酔った元小児科医がマンホールで溺死。市会議員が運転をあやまり事故死。一見無関係な出来事に潜むただならぬ気配に、弁護士エヴェリーンは深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事の軌跡が出合うとき、事件が恐るべき姿をあらわし始める。


なんて疾走感のあるミステリ。そしてよく練られたストーリー。
やー、がっつり楽しませてもらいました。

お互い異なった不審死を調べる女弁護士と落ちぶれ刑事。
畳み掛けるような展開で次々に謎が提示され、
苦痛と憎悪に満ちたとても痛々しいお話ではあるものの
翻訳もイイ感じなのでするすると読めていく。

かなりぶっ飛んだ捜査(免職もんやで!)を重ねる彼らの軌跡がようやく出会い、
おぞましい事件の全貌が明らかになったとき
めまいがするほどの人間の業の醜悪さに反吐がでる。

極上のサスペンス、堪能しました。


物語とは関係ないけど、エヴェリーンがパトリックと云うたびに
『メンタリスト』の“ジェーン”が思い出されて、
頭のなかがサイモン・ベイカーのとろける笑顔(めちゃキュート!)でいっぱいになった。
そうしたら当然リニーは“リズボン”に変換されてしまって
ちょっとおかしな具合になったりと……か?

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