11月に読んだ本のまとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1648
ナイス数:439

目嚢-めぶくろ- (光文社文庫)目嚢-めぶくろ- (光文社文庫)感想
これは怖い(ゴシック強調)だいたい『目嚢』っていうタイトルからして一筋縄ではいかない印象を与える。『残穢』もそうなんだけど、古文書や古地図を紐解きながら怪異を探っていくうちに、様々な現象がやがてひとつの結論に導かれていくという、怖さとミステリ的なおもしろさがイイ塩梅に合わさったとってもぞわぞわする物語でありました。最終的に主人公が悟る「飽きるまで続け、見せつけるのが、彼らの呪いの形。彼らに対する唯一の供養」という業は、まさに人知を超えたところにある因縁の凄まじさなんだろうな。
読了日:11月06日 著者:加門 七海

退出ゲーム (角川文庫)退出ゲーム (角川文庫)感想
初野作品初読み。評判のいいシリーズなので楽しみにしてました。いやー、キャラクターがかわいい。会話がかわいい。あの女の子の愛らしさはやっぱり男性作家の目線によるものかしら。女形の人が異様に色っぽいみたいな感じ?(違うか)お気に入りは『退出ゲーム』。この即興劇はすばらしい。真似してみたい衝動にカラレル。どすんと鉛を飲み込んだような苦く切ないお話が、明るい語り口によりとびきりピュアな青春ミステリへ。ひとりずつ優秀なメンバーが揃えられていく様子は『七人の侍』みたいでわくわくと楽しい。
読了日:11月09日 著者:初野 晴

濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)感想
怪談集というにはあまりにもリリカルな印象。有栖さんだとたとえホラー小説でもやっぱりこんな風になっちゃうよね、っていう感じ。心地よい会話とさり気ないユーモア。優しくて哀しくて冬の海のように静謐で、そして瑞々しい。お化けが出てくるのに。なので「怖いのあかんねん」って方にも、まあ読んでみなはれとオススメできそうです。ヒロインのユリエさんもはんなりとかわいいし。最終話のしっとりとした恐怖はあまりにも切実すぎて、泣きたいほどの心許なさがしとしとと伝わってきて心臓がすうっと冷たくなった。
読了日:11月16日 著者:有栖川 有栖

リカーシブルリカーシブル感想
殊更ドラマチックな出来事が起こるわけでもなく、少しずつコップに水がたまっていくように、静かに不穏な種が育っていく。そのいや~な感じが背中にぺたりと張り付いて、居心地の悪いながらもずぶずぶと物語に取り込まれていく。表面張力が破られ一気に真相に迫るサスペンスフルな終盤では、とても中学生とは思えない洞察力と駆け引きで、なかなかハードボイルドなハルカちゃん。その彼女の頼もしさが逆に痛痛しく切ない。不気味な事の顛末は、『ローズマリーの赤ちゃん』のときに感じた恐怖を追体験した気がした。
読了日:11月18日 著者:米澤 穂信

錆びた太陽錆びた太陽感想
つくづく恩田さんとは『ザ・同世代』を痛感するワードがあちらこちらに登場して、じゃっかんスベり気味の脱力系小ネタに「ああ、おかえりなさい。恩田さん」といった感じ。中盤までは話がどこに向かうのかわからないし徳子は鼻につくしで謎だらけだったんだけど、博士が登場したあたりからどんどん胸くそ悪くなってきて、こんな飲み屋のシャレみたいなことがまんざら絵空事ではなくなる日が、ひょっとしたら来るんじゃないかしらと思うと、アタマの芯からくらくらする。恩田節で重いテーマをさらりと読ませてくれた。
読了日:11月20日 著者:恩田 陸

読書メーター



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週末は遊んでばっかりだったので、まったく読めてません(>_<)

つーか、月に20冊~30冊読んでる人のアタマのなかってどないなってるんやろ?
仕事もしてるんやろうし、女性なら家事もあると思うんだけど、そんなに読めるもんなんかな。
あたしが遅読なだけなんやろか??うーん。

ま、それはともかく、ミラーレスカメラ(サブ機)が欲しい今日この頃であります。

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Posted by K@zumi

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