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12月に読んだ本のまとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2517
ナイス数:564

誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)感想
援交女子高生探偵らいちシリーズ三作目。彼女の顧客にはいずれ劣らぬハイパーな方たちばかりで、その人脈の幅広さに改めて感服。これだけのブレーンと情報網に彼女の知性が加われば、まさに鬼に金棒やね。また今回はお屋敷のヘンチクリンな間取りからして「きたよ、きたよ」って感じで、館好きへの期待はタカマル。ええ、館トリックはアクロバティックでいいんです、もちろん。伏線の回収率も素晴らしく、ほのかに哀愁を帯びたほろ苦いエンディングも印象的。なるほど、『誰も僕を裁けない』とはそーゆー意味だったか!
読了日:12月02日 著者:早坂 吝

扼殺のロンド (双葉文庫)扼殺のロンド (双葉文庫)感想
まんまとやられちゃいました。うー。真犯人、それかー。ミスリードされてるのはうすうす感じてはいたものの、終盤思わず「は?」とかゆっちゃいましたよ。胃と腸がごっそり抜かれてるというのはきっとアレだからだ、とは思うものの、なんで高山病なのかはさっぱり見当もつかなかった。しかし壮絶なドライブやな、マジで。やーもーミラクルイリュージョンな密室トリックの連打で、特にサト江さん卒倒の場面とかほんま「ありえね~」とか思いながらも、こんな奇天烈な仕掛けを鮮やかに見破ってしまう海老原さん、神かよ?
読了日:12月03日 著者:小島 正樹

ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD (幻冬舎文庫)ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD (幻冬舎文庫)感想
重たいテーマだった。研究者の闇というか、目の前で失っていく命の多さに心のどこかが微妙に壊れてしまった人の、神をも畏れぬ純粋さに戦慄する。命を救うために命を奪う。血液製剤の未来のために惨事すら活用する。それはまさに本末転倒ではあるが、一刀両断には糾弾できないもどかしさもある。だが、罪は罪として正しく罰せられなければならない。死因究明には東海林センパイが大小判を推す、あのスゴ腕の検視官登場やったら「そらまかしといて大丈夫やで、圭吾!」とガッツポーズを出す自分。ほんま彼らは頼もしい。
読了日:12月05日 著者:内藤 了

夜市 (角川ホラー文庫)夜市 (角川ホラー文庫)感想
独特の風情のある美しい文章。読み始めてすぐに魔法にかけられる。ホラー小説だと思っていたら、切ない郷愁の漂うファンタジックな雰囲気に魅了されて、本書は上質な大人の童話だと感じた。これが噂に聞く恒川ワールドかあ。余分な装飾のない端正な言葉の一つひとつに、驚くほど豊かな抒情があふれていて、懐かしさと甘いもの悲しさに泣きたい気持ちになる。異形の者たちが闊歩する世界と、我々が生きているこの日常は、それと気づかないだけできっと地続きなんだろうと素直に思えてしまう。しっとりとした静謐な奇談だ。
読了日:12月10日 著者:恒川 光太郎

the TEAM(ザ・チーム) (集英社文庫)the TEAM(ザ・チーム) (集英社文庫)感想
痛快だった!やってることはほぼ犯罪なんだけど、それでも彼らの手腕に感心し、そのプロ意識には応援したくなる気持ちがわいてくる。チームが実にチャーミングで興味深い。しかし悠美恐いわー。敵には回したくない感じ。わたし自身は霊能力者にでも縋りたくなるような深刻な悩み事は今のところは持ち合わせていないけれど、あれだけ鮮やかにトラブルを解決に導いてくれるのなら騙されてもエエかな?とは思う。たとえ8万払ってでも心の安寧が得られるなら、インチキ霊能者でも鰯のアタマでもありがたく思えるだろう。
読了日:12月13日 著者:井上 夢人

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)感想
おもしろかった!数学も物理もまったくダメで「こんなんで天才たちのハイレベルな会話についていけるんやろか」、と心配していたけどチンプンカンプンなりに最低限は理解できたしとても楽しかった。何より思った以上に軽快な会話と読みやすい文体のおかげで、テンポよく読み進めることができた。大好物のクローズド・サークル、妙ちくりんなお屋敷、不可解な連続殺人、探偵役も漫画みたいな変人学者ときた。眼球堂の謎もさることながら、エピローグで明かされる究極の真実!くぅ~、そう繋がるのかぁ。ちくしょう☆
読了日:12月14日 著者:周木 律

女學生奇譚 (文芸書)女學生奇譚 (文芸書)感想
物語の面白さもさることながら、川瀬さんは本当にキャラクターの造形が上手いなあ、と今回も思った。どの人も眼前に絵が浮かぶほど個性が際立って実に魅力的だ。恐怖を感じることができない主人公とその双子の弟。彼らの対比も憎らしいほど巧みで、危うさとの葛藤と憧憬に強く惹きつけられる。本に隠された事実も悍ましい。真相の方はイマイチ現実味がわかなくてピンとこなかった部分はあったけれど、日常がじわじわと浸食されていくオカルティックな恐怖と種明かしされる論理的な推理とが程よくマッチして楽しかった。
読了日:12月24日 著者:川瀬 七緒

読書メーター



◆◇◆




早いもので、うかっとしていたらもう1月も半ばを過ぎてしまいました。
新年のごあいさつもできないまま、本年もよろしくお願いします。

昨年はおかげさまで130冊読むことができました。
これってたぶん自己サイコーじゃないかしらん??
今年はおそらくこんなには読めないだろうなあ。同居って思ってた以上に忙しいし。

さてお待ちかねだった『屍人荘の殺人』が届いたので、
これでお正月から停滞気味だった読書熱にスイッチが入るかな?

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Posted by K@zumi

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