K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

2月に読んだ本のまとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2110
ナイス数:307

幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)感想
「花魁は時間を越え 繰り返し 身を投げる――」ミステリとしてよりも当時の風俗絵巻として興味深く読んだ。彼女らにとっては、まさに生き地獄のような日々。なぜ女性がこれほどまでに理不尽な目に遭わなければならなかったのだろう。同性として耐えがたい憤りと恐怖と屈辱にふるえる。それはそれとして、あんなとんでもな謎に対してどうやってオチをつけるのかと思ったらば、はー、そういうことかー。おみごと。怪異としてはじゃっかん薄めな印象だったが、ひじょうに読みごたえがあり重く辛い物語だった。
読了日:02月12日 著者:三津田 信三

死と砂時計 (創元推理文庫)死と砂時計 (創元推理文庫)感想
「終末監獄を舞台に、死刑囚の青年と老人が遭遇する、摩訶不思議な事件の数々」人名や国名などややこしいカタカナがかなり飛び交うが、それが本格ミステリとしての面白さの障害には少しもならなかった。奇想溢れるトリック、ファンタジックな推理、どれもこれも舞台で繰り広げられるマジックのような短編集でがっつり堪能した。しかも最終話でそう繋がるのかぁ~!で、エピローグを読んでさらにコケそうになる。これほど最後に印象のまるっと逆転するキャラクターもないよなあ。ゴシック大文字で「下衆」と叫びたい。
読了日:02月13日 著者:鳥飼 否宇

Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)感想
お酒は嗜む程度しか飲めないわたしだけれど、なんともまあソソられるラインナップだこと!チキンラーメンでビールとか、やってみようかなマジで。パンケーキにブランデーも捨てがたい。美味しいお酒に意表を突く肴、そして日常系の謎をその悪魔的な頭脳でシャープに解き明かす。いろんなツボをいっぺんに刺激されて、頭の中もイイ感じの飲み会状態。楽しかったー!グルメとミステリはほんとうに相性が良い。最後はホワンとあったかい気持ちにさせてもらったし、作者と彼らに心から「ごちそうさま」と伝えたい。
読了日:02月19日 著者:石持 浅海

ラスト・ウィンター・マーダー (創元推理文庫)ラスト・ウィンター・マーダー (創元推理文庫)感想
第三弾はそれこそ血みどろのノワール。かわいいジャズが絶望の淵に何度も何度も叩き落されながら、それでも己を見失わず運命に立ち向かう健気な姿に感銘を受けると共に、かける言葉が見つからないほどの不憫さに胸がつぶれる。またビリーはたしかにとてつもない異常者だったが、彼が子を思う気持ちは信じたいし、見守り方にも大いに父性を感じることができたので、方向性さえ間違っていなければ彼はとても良き父親、良き指導者になっていたかもしれない。最後のミスター・ホールの言葉にはぐっときた。やばい、落涙や。
読了日:02月26日 著者:バリー・ライガ

七つの海を照らす星 (創元推理文庫)七つの海を照らす星 (創元推理文庫)感想
ブルーが印象的な装丁。瑞々しくファンタスティックな七つのミステリ。児童養護施設が舞台ということで、読み始めはちょっとだけ気持ちが重かったんだけど、主人公のさわやかな語り口にするすると読んでいくことができた。心優しい職員さんたちに守られて、ちゃんと笑えるようになった彼らの姿を見ていると、こちらも温たい気持ちになった。どこか郷愁を誘う文章、日常に潜むささやかな謎。彼らが受けた傷の痛みはちょっとやそっとじゃ消えないけれど、これからも希望とともに生きてく、癒しと再生の物語を堪能した。
読了日:02月27日 著者:七河 迦南

読書メーター


◆◇◆



粒よりの5冊を読めたといった印象。ハズレなかったー。
特に読み続けていた「さよなら、シリアルキラー」三部作の結末は圧巻だった。
どうやら彼らの出会いを含めた前日譚の物語もあるとので、ひじょうに興味があるゾ(゚∀゚)
それと、優佳シリーズの最新作もめっちゃ気になる!!

関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://honey64.blog90.fc2.com/tb.php/1716-e7d20bca
該当の記事は見つかりませんでした。