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5月に読んだ本のまとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2482
ナイス数:406

COPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)COPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)感想
まずは、三木さん麗華さん、ご結婚おめでとうございます。ほんとうにめでたい!相変わらず心臓がくり抜かれた遺体やバラバラ白骨遺体がごろごろ見つかるとかっていう殺伐とした展開の中で、あなたたちの笑顔と幸せが一服の清涼剤のごとく救い。藤堂比奈子シリーズとも付き合いが長いので、まるで身内のように喜ばしいです。わたしも披露宴に参加して引き出物のフィギュアをもらいたいくらい。それはさておき、この物語も次巻でついに完結とのご様子。どんな風に着地させるのだろう。楽しみ!
読了日:05月07日 著者:内藤 了

憑き物 (講談社ノベルス)憑き物 (講談社ノベルス)感想
『観察者シリーズ』順不同で読んでるので何作目なのかちょっとわかんない…。今回は4作の短編集。どの作品も土着感のある、芯の部分ではどろどろとえげつないお話のオンパレードだったのですが、ネコさんやトビさんのキャラのおかげで比較的爽やかな読み心地でした。圧巻だったのは『冥き森』いやーこんなミステリがあるんだって、こんなにも自然界は神秘に満ちてるんだって感動しました。そして漸く親しみが湧いてきたトビさんのことが、最終話でまた得体のしれない人になってしまった。この落とされ方が憎い。
読了日:05月07日 著者:鳥飼 否宇

ハリー・クバート事件 上ハリー・クバート事件 上感想
なんとスリリングな展開。善良な住民たちの秘密の顔がめくれていく様は、人間の覗き趣味を刺激して背中がわらわらする。太陽のように明るく、誰からも愛された美しい少女ノラ。年上の作家を愛し、彼を献身的に支え続けていたノラ。まだほんの十五歳の少女は、何故殺されなければならなかったのか。なにより、果たして彼女は本当に天使のような娘だったのか―。いろんな謎がどどどと鉄砲水のように噴き出してきて、このアトラクションに乗り込んだら最後、途中下車は不可能な予感。
読了日:05月16日 著者:ジョエル・ディケール

ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版> (講談社文庫)ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版> (講談社文庫)感想
おっちゃんたちは何故女子アナが好きなのか。なんてこと考えたこともなかったけど、ううむ、なるほど。そういうことなのかー。また、マスコミが人気女子アナをバッシングするのはどういう心理からくるものなのか。これも目から鱗で勉強になりました。男心もフクザツね。さてさて今回は山吹さんの能力にロックオン。新興宗教にゾンビにSMと、人の心を巧みに操る悪党に引導を渡します。爽快!STを通じて描かれる百合根さんの成長譚もこの物語の楽しみのひとつですね。
読了日:05月16日 著者:今野 敏

聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)感想
「その可能性はすでに考えた」の決め台詞がイナセな青髪の探偵、上苙丞が活躍するシリーズの第二弾。わたしは前作よりこちらの方が好きかもしんない。同じ盃を回し飲みした八人のうち三人(+犬)だけが殺害されるという不可解な毒殺事件に、相変わらずやりすぎ感満載のド派手な演出。あり得ねえ。もっともややこしい推理(屁理屈)合戦はほとんど理解できてなかったけれど、このとんでも仮説が一体どんな風につぶされていくのだろうとワクワクしながら楽しく読ませていただきました。
読了日:05月27日 著者:井上 真偽

怖い絵 (角川文庫)怖い絵 (角川文庫)感想
怖いといってもことさら残虐なシーン等を描いた絵画ではなくて、その絵の描かれた時代や作者の生い立ち、モチーフの背景などから人間の業や暗黒さを読み解き、恐怖をあぶりだしていく背筋がひやひやする絵のお話でした。とくにひやひやだったのが煌びやかな衣装に身を包み威風堂々とした『ヘンリー八世像』。しかし、情けのかけらもないサイコパスのような殺人鬼が王として絶大な権力を握っていた世界は想像するだに恐ろしく、当時彼に仕えたホルバインの心境を思うとまさに震えあがります。
読了日:05月27日 著者:中野 京子

猫が見ていた (文春文庫)猫が見ていた (文春文庫)感想
そのタイトルと豪華なメンツから、勝手にミステリ短編集だとばかり…。そういう意味では少し当てが外れたけれど、しかしながらしなやかで気まぐれな猫の存在はもうそれだけで物語はじゅうぶんミステリアスな雰囲気に。にゃんこ恐るべし。印象深かったのは柚月さんの『泣く猫』と井上さんの『凶暴な気分』。猫のまなざしは、良くも悪くも人の心をするどく射抜いてきますね。猫好きの火村センセも登場。アリスと小夜子さんの軽快な会話を聞いてると、こっちも一杯やりたくなる。
読了日:05月29日 著者:湊 かなえ,有栖川 有栖,柚月 裕子,北村 薫,井上 荒野,東山 彰良,加納 朋子

ハリー・クバート事件 下ハリー・クバート事件 下感想
なんと!そういうことだったのか!驚いた!九回裏ツーアウトランナーなしの10点差から大逆転したくらいの衝撃。いやあ、おもしろかった。怒涛の展開から明かされる真相は、想像以上に無残でやりきれない。本作は、もちろんサスペンスフルなミステリとしても、友情物語としてもとても素晴らしいけれど、その奥に秘められた壮絶なそれぞれの愛の悲劇が何とも切なく抒情的に描かれていて読む者の心を震わせる。儚く砕け散った純愛。憐れなノラ。美しく静かな田舎町の風景が、寂しさに拍車をかけます。
読了日:05月29日 著者:ジョエル・ディケール

読書メーター




5月のハイライトは何といっても 『ハリー・クバート事件』

レビューには粗削りとかとっ散らかってるとか云われてるのもあるけど
それを軽く凌駕するほどのスピード感とエンターテイメント性にあふれていて、
こんなにおもしろい本久しぶりに読んだかも、といった印象。

未読の方はぜひどうぞ!と激プッシュしておきます。

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Posted by K@zumi

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