K's Diary

時はわたしに めまいだけを残していく

6月に読んだ本のまとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3101
ナイス数:522

金魚姫金魚姫感想
ちよもかわいかったけど、ここのリュウもものすごおおおくかわいい。荻原さんの描くお化けの女の子はなんでこんなに愛おしいんだろう。最強。それだけに、彼女の背負い続けてきた耐え難い痛み、また潤がいいヤツなだけに、その切なさは計り知れない。世代を超えて時空を超えて、ただひらすらに恨み続けたまま転生を繰り返すことは、想像を絶するほどに辛く悲しいことだ。美しい金魚はちゃんと成仏できたと信じたい。泣いて笑ってぐっときて、素敵なお伽噺でした。
読了日:06月10日 著者:荻原 浩

ミステリークロックミステリークロック感想
TVドラマで見た作品もちらほら。実は原作を読むのは本作が初めてでしたが、不死身のメンタル青砥&策士榎本の夫婦漫才(?)がツボにはまってすンごい楽しかった!肝心のトリックに関してはとてもフクザツで半分以上アタマに入ってないけれど(すんません)、畳みかけるような推理の展開にはよくわからないながらも圧倒されてしまいました。また『コロッサスの鉤爪』では被害者があまりにもクソすぎて、もう犯人ダイオウホオズキイカでええやん?って感じっす。
読了日:06月10日 著者:貴志 祐介

妖奇庵夜話  その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫)妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫)感想
『その探偵、人にあらず』というタイトルからホラーの香りがむんむんなのですが、それほど怪奇に満ちた怖いお話ではありませんでした。「人間」とヒト変異型遺伝子をもつ「妖人」なる亜種が混在するパラレルワールドが舞台。探偵役の洗足伊織の出で立ちは不愛想な歌舞伎役者みたいで、わたしのなかではクールな尾上松也さん的なイメージかしらん。ええ男や。“あたし”って言葉も似合いそうやし。その伊織さんにもまだまだ秘密がいっぱい。次巻が楽しみです。
読了日:06月10日 著者:榎田 ユウリ

届け物はまだ手の中に届け物はまだ手の中に感想
のどかな誕生パーティー。なんてことない昔話に花を咲かせつつも、頭のなかは目まぐるしく回転。相手の一挙手一投足に全神経を集中させながら慎重に腹を探り合う。軽快な会話とは裏腹に、刺すような緊張感で手に汗握ってしまう。まさに石持作品の真骨頂ともいえる変形型密室心理劇。くどくど推理しまくる主人公の思考が圧巻。おもしろかったー。ラストはブラックな落ちで、不謹慎ながらニマニマしてしまう。やっぱり石持ワールドに登場する女性はみんな強くてとびきりコワい。
読了日:06月12日 著者:石持 浅海

物の怪 (講談社ノベルス)物の怪 (講談社ノベルス)感想
あな恐ろしや。『物の怪』のタイトル通り、背中が粟立つ3篇の物語。登場する河童、天狗、鬼、それぞれの民俗学的な蘊蓄部分はもちろんのこと、それらがトビさんのテリトリーである「生き物」として解釈される部分には、これぞ観察者の面目躍如といった感じでとても興味深かった。それぞれの不可解な謎は論理的に解決はされるものの、物の怪に取り憑かれた人間のおぞましさに、読了後は心底ぞっとするのです。
読了日:06月24日 著者:鳥飼 否宇

時鐘館の殺人 (中公文庫)時鐘館の殺人 (中公文庫)感想
ホラーにSF、本格物と、バラエティーに富んだ短編集。どの作品もぴりりとスパイスが効いていてとても楽しかった。適度にハラハラ適度にぞわぞわ、ユーモアもあり、ラストはお約束通り「ををっ」とひっくり返してくれる。さすが安定のおふくろの味。表題作の「読者からの挑戦状」ってそーゆーことだったのね。なんてお茶目な趣向。今邑彩アッパレ!『恋人よ』のサスペンス感はベタだけど効果てきめんでございました。
読了日:06月24日 著者:今邑 彩

ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)感想
あー、おもしろかった。怪しげな心霊特集モノはTVでも大好物なので、今回の舞台がまさに「心霊スポットのマンション」ときたらもう可憐な胸は躍る踊る。テンプレート的な敵役キャラの川那部さんもエエ感じやし、STチームと所轄の刑事たちが次第に心通わせていくところも、捜査ドラマの高揚感を味わえてわくわくする。また「霊能者」と呼ばれる人のちょっとした秘密も分って、いろんな意味で納得したのでした。
読了日:06月24日 著者:今野 敏

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)感想
救いようのない人たちが集う、音のない狂気の世界。さらさらと読めていくのに、まわりの気温はどんどん下がってくる。ひとりきりで読むのがなんだか怖くて、できるだけにぎやかな場所で読むようにしていた。人があちら側に行ってしまうのは、そんな風に生まれついたからなのか環境の加減なのか、その辺のところはよくわからないけれど、純粋であるが故の悲劇の前には全てが無力なのだと、思わずにはいられなかった。
読了日:06月27日 著者:中村 文則

レモンタルトレモンタルト感想
透明感のあるしっとりとした風情のある文章。そこだけ時間が止まっているかのような世界観。正味の話、主人公の境遇はかなり悲惨で理不尽この上なく、読んでいて「ひでえなあ」とちょっとだけ胸糞わるくもなるんだけど、最終的には甘酸っぱく絞められており「よくもまあこれだけ(男に)モテるわ」といった感想に。義兄のお母さまがなんとも男前で、あの感覚は女性作家ならではなものかもしれないと思った。
読了日:06月27日 著者:長野 まゆみ

亡霊の柩 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)亡霊の柩 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)感想
ごくごくと水を飲むように言葉が身体に入ってくる。あっという間に読んじゃった、シリーズ最新作。吉田さんの本は読み始めると止まらないのよね。ただし今回はオカルト色は薄め。グロもほとんどなし。そのおどろおどろしさは少ない分、事件の様相は複雑多岐。人間関係も入り組んでいて、凶器のトリックもかなりぶっ飛んでる。あんなんアリかよ?いやー、いろいろ勉強になるなあ。次回作は怪奇ムードむんむんでお願いいたします♪
読了日:06月29日 著者:吉田恭教

読書メーター




6月はなんとか10冊をクリアできました。にっこり。

ここ最近、感想をこまごま書くのがじゃっかん面倒になってきて
どんどん手抜きになってきつつあります。やっぱアレかしら。年かな?


地元のフォトクラブに入れてもらうことになりました。
女の人ばっかりで人数も十人足らずの小さな会なので、気楽にできそうです。
18日には紹介もかねて初ミーティング&ランチ。
キンチョーするなあ。

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